基礎知識

実践編:
まずは何から始めればいいの?

いざ資産運用をしようと思ったとき、実際には何から始めればいいんでしょうか?

資産運用のスタートは、ライフプランを明確にすることです。ライフプランに基づいて、マネープランを立てて、実際に金融商品を買う、という流れになります。

金融商品購入までの流れ
金融商品購入までの流れに関する画像 金融商品購入までの流れに関する画像

そうなんですね。ではライフプランって、具体的にどんなことをすればいいんでしょうか?

まずは、将来起こりうるライフイベントを、時系列で、できるだけ具体的に整理することですね。たとえば「あと5年で定年退職」といったライフステージの変化や、「10年後には家をリフォームしたいな」「セカンドライフは海外旅行を楽しみたいな」といった希望を一通り挙げてみることです。そして、それらにかかるお金を書き出してみましょう。

また、現在お持ちの資産と今後の収入の見込を確認しましょう。そして、この内容を「つかう」、「そなえる」、「のこす」と目的に応じた色分けをします。

色分けした目的に対してご自身の資産や収入を振り分けると、投資に回すことのできる余裕資金である「ふやす」お金を把握することができます。

「お金の色分け」のイメージ
「お金の色分け」のイメージに関する画像 「お金の色分け」のイメージに関する画像

出典:

  1. 公共財団法人生命保険文化センター「平成28年度生活保障に関する調査(平成28年12月発行)」
  2. 内閣府「平成30年版高齢社会白書(概要版)」
  3. 日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較(2018年8月14日)」

なるほど。商品を選ぶ前に、どうしたいかを考えなければいけないわけですね。投資への道のりはけっこう長そうですね…。

ご安心ください。実際にご相談いただく際には、私たちに夢や希望を教えていただくだけで大丈夫です。その上で一緒にマネープランを整理させていただき、実際の運用プランに関するお話をさせていただきます。

皆さん、漠然と将来への不安を持たれている方が多いのですが、こうして整理できると、資産運用の目標が明確になるだけでなく、人生の目標も持ちやすくなります。まずはその整理だけでも、されてみるとよいですよ。

まとめ

資産運用のスタートは、将来起こりうるライフイベントを時系列でできるだけ具体的に整理すること。お金の色分けができて初めて、投資に回せるお金の配分が可能になる。