基礎編:
貯蓄と投資って、どう違うの?
そもそも貯蓄と投資の違いって何なのでしょうか?
ご承知のとおりかもしれませんが、基本的に「貯蓄はお金を貯めること」「投資はお金を増やすこと」を目的にしていると思っていただければ大丈夫です。
ですが、そのいずれも資産運用の方法であることはご存知でしたか?
え? 貯蓄も資産運用ということ?それは考えたことがなかったです。
意外に思われますよね。資産運用とは、自分の目的に合わせて適切な金融商品を選び、計画的にお金を貯めたり、増やしたりしていくことを言います。そう考えると、馴染みのある銀行の預金も立派な資産運用の手段と言えます。
ですから、私たちがお客さまに資産運用のプランをご提案する際には、預金商品をおすすめする場合もあれば、投資商品をおすすめする場合もあります。
では、何を基準に貯蓄と投資を使い分ければいいんでしょうか?
貯蓄にまわすお金は、緊急の出費に備えるお金や近い将来使う予定のあるお金が適しています。たとえば、5年後にお子様の大学進学費用がかかることが予想されている場合は、5年後の出費に備えて毎年コツコツと貯蓄していく必要がありますよね。
一方投資は、利益を期待してお金を増やす資産運用の方法です。投資を行うと利益が得られる可能性もありますが、反対に損をしてしまう可能性もあります。また、解約についての制限があるものもあります。
そのため、緊急の出費に備えるお金や近い将来使う予定のあるお金は投資に適していません。余裕資金や、10年後、20年後といった少し遠い将来に使うお金が、投資には向いています。
金融商品を選ぶ際には、この貯蓄と投資の違いも考慮して、計画を立ててくださいね。
まとめ
資産運用は大きく「貯蓄」と「投資」に分けられる。緊急の出費への備えや近い将来使う予定のあるお金は貯蓄で、レジャー費などの余裕資金や老後への備えは投資で運用するのが適している。