「毎日肩に力が入りすぎているかも」「仕事中の"オンの自分"が染み付いて、本来の自分がどんな人間なのか忘れてしまいそう」。多忙ゆえこんな風に感じてしまった時は、「SOKI ATAMI（そき あたみ）」を訪れてみてはいかがでしょう？

「デザイン界のオスカー賞」とも称される権威あるデザイン賞「iF Design Award 2022」を受賞したことでも話題となった、美しく静謐な温泉宿です。

都心から約1時間、"素の私"に戻れる場所

品川駅から新幹線で約40分、熱海駅からは車で10分ほど、観光地の喧騒から少し離れた「奥座敷」と呼ばれるエリアに「SOKI ATAMI」は静かに佇んでいます。
朝には鳥のさえずりが、秋には鈴虫の鳴き声が聞こえるそう。都内から1時間あまりで辿り着けるというのに、しっかりと非日常へいざなってくれます。

なんだか不思議な響きの「SOKI ATAMI」という宿名。漢字にすると「素器」と書きます。
「飾らない"素"の状態、あるがままのお客様を迎える"器"としてのお宿でありたい」という想いが込められています。
熱海は江戸時代から、湯につかり、その土地で採れたものを食べながら長期間かけて身体のなかから癒やされる「湯治文化」が息づいてきた温泉処。それを現代風に紐解いた体験を「SOKI ATAMI」では、五感で味わうことができるのです。

宿はレセプション棟（上の写真）と客室棟、里庭を併設したレストラン棟の3つから構成されています。
すべてを貫くデザインコンセプトは「素空間」。
エントランスひとつとっても木目が美しい杉や、炭を混ぜたモルタルを使った床、和紙を取り入れた天井など、さまざまな素材の美しさが際立っています。

館内の随所には、土や木をつかった素朴な風合いのアートが飾られていました。そこにあるのは、華美な装飾は加えない、"ありのまま"の美しさ。気づけばゲストが日頃まとっている心の鎧もするっと脱げているはず。

全室温泉付きの客室で、誰にも邪魔されずに湯治体験

客室は9タイプ全54室。熱海湾を望む海側と、奥座敷らしいグリーンを楽しめる山側の部屋があり、そのすべてに露天風呂、もしくはヒバの木を使用した内風呂がしつらえられています。
時間に縛られず、自分のペースで好きなだけ温泉を堪能できるのはありがたい限りです。

1室限定の「SOKIスイート」（上の3枚の写真）には、日本三大鉱石である本小松石のテーブルが置かれ、独特の存在感を放っています。近隣の真鶴町のみで採れる上質な石で、江戸城の築城にも使用されたといわれる名石です。

「テラスバスツイン」（上の3枚の写真）のテラスには、陶器でできた露天風呂があり、熱海湾を望む景色が楽しめます。

「Forest Twin（フォレストツイン）」（上の2枚の写真）にはヒバの香りに癒やされる半露天風呂がついていました。
客室デザインは、東京の「アーティゾン美術館」などを手掛けてきたデザイン事務所「TONERICO:INC」が担当。宿の共有部は暗めに設計された一方で、部屋に一歩足を踏み入れると、明るい無垢の木がふんだんに使われ、障子からは日光がたっぷり差し込んでほんわかとした温もりに包まれます。床の間に飾られた、部屋ごとに異なるアートも心を落ち着かせてくれます。

部屋の入り口の前に、「関守石」と「職人手作りの中津箒（なかつほうき）」が置かれているのを発見。「関守石」とは、茶庭で「これより先には入らないで」と立ち入りを遠慮してもらうための印とのこと。つまり清掃不要のゲストはこの石を、希望のゲストは箒をドアノブにかけるというわけです。ユニークな仕掛けに思わず頬が緩みました。

部屋風呂以外にも大浴場があり、弱アルカリ性の湯は美肌効果などを期待できるのだとか。和漢植物や香り豊かな果物を湯舟に浮かべる季節湯（不定期開催）や、蒸気湯を参考にしたスチームサウナ（女性大浴場のみ）もあり、心ゆくまでリラックスできそう。

最上階の「茶寮」にて、静岡茶×和漢の養生体験

「湯治」と並んで「SOKI ATAMI」が大切にしているのが、東洋医学の考えを取り入れた「養生」。
最上階にあり熱海湾を一望するテラスを有する「茶寮」（上の写真）では、ぜひ和漢茶をオーダーして心と体を整えてみて（提供時間19:00〜22:00／LO21:30） 。

和漢茶は気分に合わせて「身体をおだやかにする時の和漢茶」「リフレッシュする時の和漢茶」など3種類からチョイス。

ベースとなるお茶も静岡産の煎茶、玄米茶、和紅茶から選べ、これに和漢を加えます。
今回は「リラックスする時の和漢茶」をつくっていただきました。まろやかでどこか甘みを感じる和漢茶と、薬膳を練り込んだ滋味深い味わいのクラフトチョコレート、そして海の景色。筆者のなかで三重奏を奏で、至福のときが流れました。

この「茶寮」にも静岡県浜松市の天竜材を使ったベンチや、日本の三大銘石・本小松石で形づくった置物など、素材の温もりと経年による変化の風合いが魅力のインテリアが飾られています。15〜18時には静岡茶のウェルカムドリンクを熱海の老舗和菓子店の羊羹付きでいただけるのでぜひ訪れてみて（時期により提供内容が異なります）。

夏に限らず年間10回以上開催される熱海海上花火大会の日には、「茶寮」のテラスが大輪の花火を観賞できる特等席に。日程を合わせて訪れるのもオススメです。

「里庭」のハーブや和漢を用いた料理にパワーをもらう

敷地内にはハーブや季節の野菜を育てている「里庭」があり、自由に散歩ができます。この日はほうれんそう、かぶなどの野菜のほか、イチジク、レモン、ビワなどの果物の木を愛でることができました。

オープンキッチンが自慢の「ダイニング」では、里庭で収穫した食材や、地元の新鮮な海の幸・山の幸をふんだんに使った料理を食べて、体の中から「養生」できます。

ディナーのメインはシェフがゲストの目の前の炭場で旬食材を炙る「原始焼き」。素材のうまみがつまった昔ながらの調理法のダイナミックさに見惚れることでしょう。

1日の始まりには東洋の自然哲学「五行説」を取り入れた朝食「養生御膳」（上の写真）を。自然の恵みを享受できる古来からの食生活を再現すべく、酸・苦・甘・辛・鹹（しおからい）の「五味」がバランスよく取り入れられています。

ゲストは「里庭」で採れたハーブの自家製蒸留水、ヒノキを合わせたサシェ（香り袋）つくりの体験も可能です。
心を穏やかにしてくれるといわれるヒノキのチップを袋に詰め込んで、英字のスタンプを押せば世界でたった一つのサシェが完成。部屋に持ち帰って枕元に置いて眠ったり、温泉につかったり......滞在中は癒やしの香りに包まれましょう。匂いが薄くなったら蒸留水を吹きかければ再び復活します。

きらびやかとはかけ離れた"素材のありのままの美"が息づく宿で、SNSのなかでキラキラすることすら忘れた"素の自分"を取り戻す旅へ、出てみませんか？

Words : Riyua Joe（mogShore）
Photos : mogShore（クレジット未記載の写真）

2023/10/19

＜ストーリーに関するご留意事項＞

ストーリーは、BANK The Savings の目標設定を具体的にイメージするための情報提供を目的として委託先が作成した記事に、あおぞら銀行がVisaデビットの利用促進のためのサービス紹介などを追加したものであり、掲載の商品・サービスの誘引が目的ではありません。また、掲載内容は、作成時点における委託先における意見・見解が含まれるもので、個社・個別の商品・サービスを推奨・保証するものではありません。ストーリー内記載のコストは参考値であり、その他諸費用がかかる場合があります。特段の記載のない限り、ストーリー内記載のコストは税込価格とし、税率は10％（軽減税率適用商品は8％）とします。ただし、イートイン・テイクアウトで税率が変わる商品もありますので、詳しくは直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。各種割引、キャッシュバックなどは含まれていません。

情報の正確性、完全性、信頼性、適切性等に加え、配信時点で当該商品・サービスが存在すること、お客さまの購入・利用の可能性、価格および掲載企業（人）の内容に関し、あおぞら銀行は一切保証するものでありません。併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、予告なく変更または終了する場合があります。詳細については必ずリンク先のあおぞら銀行HPをご確認ください。また、投資勧誘や特定銘柄の推奨を目的とするものではありません。掲載情報に基づき行ったお客さまの行為および結果等について、あおぞら銀行は一切の責任を負いません。

掲載画像はイメージであり、実物の商品やサービスなどと異なる場合があります。

掲載の商品・サービスに関するお問い合わせは、あおぞら銀行窓口・コールセンターではお受けできません。直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。

BANK The SavingsはBANKアプリのみで提供されるサービスです。

BANK The SavingsおよびBANKアプリ、および併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、あおぞらホームコール(0120-250-399)にお問い合わせください。