BANK The Story 人生を豊かにする、お金の使い方BANK The Story 人生を豊かにする、お金の使い方

この記事はThe Savings 及び
Visaデビットをご案内するためのものです

トラベル
2023.09.08
【秘湯】祖谷渓の絶景と美肌の湯を秘境の一軒宿で愉しむ 36,450円~

「和の宿 ホテル祖谷温泉」展望風呂付き客室 1泊2食付き

都会の喧騒と忙しさに疲れたら、国内屈指の秘境・「祖谷(いや)温泉」での骨休めはいかがでしょうか。今回ご紹介するのは渓谷に建つ一軒宿、「和の宿 ホテル祖谷温泉」。
絶景を眺めながら、谷底の清流沿いにある露天風呂まで専用ケーブルカーで下っていくという、ここでしか味わえない体験が待っています。

清流・祖谷川と深い渓谷が織りなす唯一無二の眺望

img_338_02.jpg

「祖谷温泉」があるのは徳島と高知の県境近く。平家の落人(おちうど)伝説も残る深い山の中で、難読地名で有名なJR土讃線の大歩危(おおぼけ)駅が最寄りですが、さらに車で20分ほど移動する必要があります。

筆者は車で香川県側からアクセス。あいにくの大雨の中、どんどん細くなる祖谷街道を慎重に曲がり、まず辿り着いたのが冒頭写真の「祖谷渓の小便小僧」像です。
深く切り込んだ谷と蛇行して流れる清流・祖谷川。地元の子どもがかつて度胸試しをした逸話から小便小僧の像が立てられています。
高所恐怖症の筆者は、断崖のあまりの高さに、柵にしがみつかないとのぞき込めず。
「怖い! でも美しい」さすが「日本三大秘境」の一つに数えられる地です。

img_338_03.jpg

「祖谷渓の小便小僧」から車で1分ほど走ると「和の宿 ホテル祖谷温泉」に到着。
「遠い所をよくお越しいただきました」と笑顔で迎えてくださったのは営業企画室・室長の藤川敏彦さんです。
「以前宿泊いただいたスイス人のお客様は『JAPAN 秘境』で検索して、この宿を見つけたそうです」
秘境に心惹かれるのは日本人だけじゃない。万国共通なのですね。

img_338_04.jpg

まずは、2021年に誕生した「雲の上テラス」に案内していただきましたが、大雨で景色は一面真っ白。「今日は駄目かしら......」と思いながらしばらく立っていると、視界が開けてきました。

img_338_05.jpg

霞んではいますが素晴らしい景色です。まさに秘境という趣。神秘的ですね。
「深い谷筋なので風が強くて、雲が出ていてもすぐに流れていくので刻々と景色が変わります。半径5㎞以内には民家はありませんので、本当に静かです」と藤川さん。
鳥の声と樹木のざわめきだけが聴こえてきました。

img_338_06.jpg

秋には周囲のブナ、カシ、モミジが染まり見事な紅葉だそう。冬は雪も積もるとのことで、ほかの季節の景色も見たくなります。

祖谷の眺望とともにくつろぎの時を過ごす客室

img_338_07.jpg

客室は5種20室を備えています。
露天風呂付き客室「ふたりじめ」はその名の通り、窓辺のカウンターやテラスに2つの椅子が並び、夫婦・親子・友人などさまざまな"2人"が大切な時間を過ごせるようにつくられたコンセプトルーム。
壁には地元・三好市産の木材を使ったサウンドパネル(スピーカー)が備わっていて、柔らかな響きの音楽が堪能できます。できるだけここならではの時間を味わってもらうために、テレビは壁に隠されているという趣向もユニークです。

img_338_08.jpg

露天風呂には源泉から汲み上げた「祖谷温泉」の湯が注がれています。すてきな景色を眺めながら、のんびり過ごせそうです。

img_338_09.jpg

展望風呂付客室「小夜終(さよすがら)」はモダンな雰囲気の和室で、ガラス張りのお風呂から景色を一望。窓辺にマッサージチェアがあるのもうれしいですね。

img_338_10.jpg

特別室の「雲の上スイート 玉響(たまゆら)」は露天風呂と足湯付きで、大きな窓の前にくつろぎ場が設けられています。窓から見える絶景に、まるで雲の上で寝ているかのような気分が味わえそうですね。

専用ケーブルカーで向かう谷底の露天風呂

img_338_11.jpg

さて、この宿一番のお楽しみである露天風呂へ。専用のケーブルカーに乗り、宿の建物から170m下にある川沿いに下ります。
「宿の創業は1972年ですが、ケーブルカーができたのは1984年。これができるまでは40分かけて下り、露天風呂に入ったら1時間山道を上がるプチ登山でした」と藤川さん。

4代目で17人乗りという現在のケーブルカーは2023年2月にリニューアル。画家の木村英輝氏が描いた花に彩られています。

img_338_12.jpg

車両に乗り込むとその傾斜にびっくり。勾配は42度だそうです。藤川さんに促されてボタンを押すとゆっくり動き出しました。アトラクションのようでわくわくします。
「スタッフが常駐しているわけではなく、エレベーターのようにお客様に操作していただいています。乗り物好きなお子様は自分で動かせるので喜んでくださいますね」

img_338_13.jpg

急勾配にはドキドキしますが、窓からの素晴らしい眺めも見逃せません。
この吊り橋は現在、通行禁止ですが、たまに猿が渡っているとか。ニホンカモシカも棲んでいるそうで、剣山(つるぎさん)国定公園の大自然のなかにいることを実感します。

img_338_14.jpg

5分ほどで下へ到着。小さな待合スペースがありました。駅のようで面白いですね。

img_338_15.jpg

階段をさらに降りて露天風呂「せせらぎの湯」へ。祖谷川と切り立った岩肌が見えて、野趣たっぷり。大きな湯船にお湯が並々と注がれ、ほんのり硫黄の香りが漂います。お湯は少し白濁して、泡が混じっています。
「これは温泉にもともと含まれている空気の泡です。すぐ近くの源泉をかけ流しているので、鮮度の証です。ポンプアップしている宿のほうの温泉では、この泡は抜けてしまうんですよ」と藤川さんが教えてくれました。

img_338_16.jpg

もう一つの露天風呂「渓谷の湯」。
筆者はこちらに入らせていただきました。アルカリ性単純硫黄温泉の"美肌の湯"とは聞いていましたが、入って納得。浸かった瞬間、全身がふんわりと包み込まれるような柔らかい肌あたり。手足をこするとすべすべ、トロトロした感触です。しかも源泉温度38.2℃というぬる湯で、体に負担がかからないやさしいお湯。清流の音、森の香りと風を感じて、なんて気持ちがいいのでしょう。心身ともにリラックスして、浄化されているような気分になりました。

img_338_17.jpg

筆者たちが露天風呂に行く前、外国人のお客様が数名で2時間ほど入っていて、「ずいぶん長湯だな」と思っていたのですが、腑に落ちました。こんな最高のロケーションで、仲間と気持ちのいいぬる湯の温泉に入ったら、つい長湯になってしまいます。
極上の温泉をしばしひとり占めさせてもらい大満足でした。

2種類の露天風呂は、日替わりで男女入れ替え制。追加料金を払えば貸切露天風呂「やまぎりの湯」も利用できます(60分3,300円)。
取材は平日でしたが、ひっきりなしに日帰り入浴のお客様が訪れていて、人気のほどが伺えました。

img_338_18.jpg

館内にある大浴場「雲遊天空(そら)の湯」は、2021年にリニューアルしたそうで、祖谷の自然と直でつながる感覚をおぼえるインフィニティ温泉。額縁のような大きい窓に流れる雲と山が見える景色は圧巻です。
「晴天の日の出の時間帯は、真っ暗なところから向かいの緑にパッと日が射して、とてもきれいですよ」と藤川さん。こちらも魅力的です。

祖谷の滋味深い山の幸を堪能する会席コース

img_338_19.jpg

img_338_20.jpg

館内の内装にもこだわる「和の宿 ホテル祖谷温泉」ですが、展望レストランやダイニングホールには画家の木村英輝氏が描いた壁画が飾られ、ヤブツバキやカモシカなど祖谷で見られる花や動物がダイナミックに表現されています。

img_338_21.jpg

料理は「慈食キュイジーヌ 祖谷和食」と名付けているだけあって、旬の山菜や豆腐、清流で育った「すだち鮎」や「あめご」(アマゴ。地元でこう呼ばれる)の塩焼きなど、山の恵みがたっぷり味わえます。
平地のない祖谷では米が作れず、麺が太くて短い「祖谷蕎麦」、蕎麦の実を米替わりに使った「そば米雑炊」など、素朴でヘルシーな郷土料理が楽しめるのも特徴です。

上の写真は夕食の基本会席の一例。会席コースは「祖谷スペシャル会席」「阿波特選会席」など、バリエーション豊富です。

img_338_22.jpg

鹿肉のジビエ料理が味わえるのも山深いここならでは。ブランド牛の阿波牛もお客様に人気だそうで、「鉄板焼はとろけるような味わいでおいしいですよ」と藤川さん。
慈味たっぷりの山の幸を堪能できそうです。

「次は晴天の祖谷渓を見たい」「紅葉の季節もいいな」「家族や友人を連れてきたら喜ぶだろうな......」と夢が広がる宿でした。
とにかくお湯が素晴らしくて、景観も抜群。運転免許のない筆者が懸念するのは交通アクセスですが、宿泊者は予約すれば大歩危駅まで送迎してもらえるそう。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

Words : Yuki Asakura
Photos: Shinpei Kato

2023/5/30

──────────────────────
和の宿 ホテル祖谷温泉
──────────────────────
徳島県三好市池田町松尾松本367-28
──────────────────────
0883-75-2311
──────────────────────
https://www.iyaonsen.co.jp/
──────────────────────
宿泊料金
スイートルーム(玉響) 41,950円〜
露天風呂付客室(ふたりじめ)38,650円〜
展望風呂付客室(小夜終/花伝)36,450円〜
※すべて大人2名利用1泊2食付き、1名あたり料金

日帰り入浴
露天風呂 1,900円
展望風呂(館内) 700円
※7:30~18:00(17:00受付終了)
──────────────────────

参考コスト
展望風呂付客室(小夜終/花伝)
※大人2名利用1泊2食付き、1名あたり料金
36,450円〜
参考コスト合計金額
SHARE
<ストーリーに関するご留意事項>
ストーリーは、BANK The Savings の目標設定を具体的にイメージするための情報提供を目的として委託先が作成した記事に、あおぞら銀行がVisaデビットの利用促進のためのサービス紹介などを追加したものであり、掲載の商品・サービスの誘引が目的ではありません。また、掲載内容は、作成時点における委託先における意見・見解が含まれるもので、個社・個別の商品・サービスを推奨・保証するものではありません。ストーリー内記載のコストは参考値であり、その他諸費用がかかる場合があります。特段の記載のない限り、ストーリー内記載のコストは税込価格とし、税率は10%(軽減税率適用商品は8%)とします。ただし、イートイン・テイクアウトで税率が変わる商品もありますので、詳しくは直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。各種割引、キャッシュバックなどは含まれていません。
情報の正確性、完全性、信頼性、適切性等に加え、配信時点で当該商品・サービスが存在すること、お客さまの購入・利用の可能性、価格および掲載企業(人)の内容に関し、あおぞら銀行は一切保証するものでありません。併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、予告なく変更または終了する場合があります。詳細については必ずリンク先のあおぞら銀行HPをご確認ください。また、投資勧誘や特定銘柄の推奨を目的とするものではありません。掲載情報に基づき行ったお客さまの行為および結果等について、あおぞら銀行は一切の責任を負いません。
掲載画像はイメージであり、実物の商品やサービスなどと異なる場合があります。
掲載の商品・サービスに関するお問い合わせは、あおぞら銀行窓口・コールセンターではお受けできません。直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。
BANK The SavingsはBANKアプリのみで提供されるサービスです。
BANK The SavingsおよびBANKアプリ、および併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、あおぞらホームコール(0120-250-399)にお問い合わせください。
BANK
BANK™アプリを
いますぐダウンロード!
BANK™アプリではさらに多くの
ストーリーをご用意。
いち早く最新の
ストーリーを読むにはアプリが便利!
BANK

BANK™は「お金も時間も賢く使って、幸せにすごしたい」
そんな価値観を大切にする方のために生まれた新しいマネーサービスです。
あなたの素晴らしい人生のために、今すぐ口座開設。

今すぐBANK™口座を開設

スマホ、PCからペーパーレスで
簡単に口座開設できます

最短5分でお申し込み完了!

口座開設のお申込み