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カミツレの宿 八寿恵荘
仕事が忙しすぎて疲れた。PC作業で体が凝りまくっている。そんな方にぜひおすすめしたいのがカミツレの宿 八寿恵荘(やすえそう)です。日本では数少ないビオホテルに認証されています。
ビオ(BIO)とはオーガニックのこと。ヨーロッパで2001年に発足したビオホテル協会(De BIO HOTELS)の厳しいオーガニック基準をクリアし、食材やアメニティがオーガニックであることはもちろん、自然環境やゲスト・従業員の健康に対してケアしていると認められたホテルだけがビオホテルと名乗ることができます。
八寿恵荘は無農薬栽培の野菜の食事、国産カミツレエキスをたっぷり入れた湯、カミツレエキスを配合したアメニティを備え、自然素材だけで造られた建物、と宿にいてもまるで自然のなかで過ごしているような環境と安らぎを与えてくれます。緑いっぱいの散策路でリフレッシュもできます。ちょっと疲れたときに心身をリセット、美と健康をチャージするのに最適な宿泊施設です。
長野県産木材と自然素材のみで造られた建築
八寿恵荘が建つのは長野県池田町、北アルプスを眺望する標高800mの地。5月中旬~6月中旬はカミツレ(ジャーマンカモミール)畑に13万株の白い花が咲き誇り、一帯は「カミツレの里」と呼ばれています。
取材日は3月末で道端に少し雪が残り、周囲の山の木々もまだ冬の様相。しかし宿の玄関に入ると、明るくあたたかい雰囲気に思わず声が出ました。
ピカピカに磨かれた木造の内装が美しいです。
「床材は柔らかく断熱性に優れている池田町産のアカマツでできています」と教えてくれたのは宿を運営する株式会社SouGoライフスタイル事業部企画開発チーム・プランニングリーダーの松澤英さん。
「天井はスギ、階段はヒノキ、洗面所は水に強いサクラの木材を使っています」
宿は2015年にリノベーションして、木材はすべて地元産の無垢材だそうです。
「シックハウス症候群の原因といわれている有機溶剤は使っていません」と松澤さん。
化学物質を含まない自然素材のみを使用しており、白い壁も漆喰や珪藻土で仕上げています。「それでこんなにも違うの?」と驚くほど宿の中は心地よく、柔らかな空気が満ちていました。
客室の和室6室は「すぎ」「けやき」「ひのき」など木の名前が付けられています。室内はシンプルでテレビはありませんが、木材の香りを感じながら、ゆっくり過ごすにはいい空間ですね。
こちらは1階にある洋室「さくら」。バリアフリーに対応したトイレ付きで、車椅子でも楽々移動できそうなほど広々したお部屋です。
客室の寝具はオーガニックコットンを使っており、職人さんが丁寧に綿入れしたものが備わっています。枕はこの宿の象徴であるカミツレで染めたカバー。備え付けのタオルもオーガニックコットンというから徹底しています。
無農薬野菜だけを使ったヘルシーな食事
寝具にまでオーガニック素材にこだわる八寿恵荘。実は日本で初めてビオホテルジャパンに認証された宿なのです。
「食材は無農薬の野菜です。カミツレの里にある自社農園の食材をはじめ、契約農家のものについても種から栽培方法、生産の過程まできっちりと説明できるものを使っています」と松澤さん。ちなみに認証ビオホテルとしては現在、日本に1軒。八寿恵荘が唯一だそう。(BIO HOTEL JAPAN公式HPより2022年5月31日現在)そのハードルの高さが伺えます。
八寿恵荘の夕食では外にある「愛農(あいのう)かまど」で羽釜を使って自社栽培のお米を炊きます。かまど炊き体験は日々実施していて、気軽に参加できるそうです。
上の写真は夕食の一例。野菜だけのメニューが特徴で、もちろん日本ビオホテル協会の認証済みです。野菜のおいしさを存分に味わってもらうため、魚や肉などの動物性たんぱく質や、化学調味料や添加物を一切使わない、体にやさしいメニューで、食後は季節のお茶とデザートも供されます。お酒をたしなみたい人のために、ワインやビールなどのアルコールも用意されています。
朝食はパンとスープのメニューで、季節の野菜のサラダとデリ(おかず)、自家製シリアル付きです。この日はクリーミーなジャガイモのポタージュ。「体にいいものをしっかりとった」という実感があって、意外とボリュームがありました。
予約すると昼食のお弁当も作ってもらえます(別途800円)。
この日はきんぴらごぼうと、ツナマヨ風に調理したおからを挟んだおにぎりに漬物。野菜の味と香りがとても濃く感じました。なめこ、たまねぎ、じゃがいもの具沢山な味噌汁も体に染みるようなおいしさ。宿の周りを散策するときにテイクアウトしてもいいですね。
八寿恵荘では事前に伝えておけば、アレルギー対応の食事を用意してくれるそうです。
(重篤なアレルギーの場合は対応できない場合もあります)
宿泊者が自由に憩う「らうんじ」と「だいにんぐ」
さて、館内探訪の続きです。
1階の廊下を進んだ先に素敵な空間が広がっていました。ここが「らうんじ」です。
畳敷きの向こうに薪ストーブ、傍らには本棚とベンチ。大きな窓からは周囲の緑とカミツレ畑が見えます。いつまでもいたくなる空間ですね。
「ここは東向きで朝日が入ると明るく気持ちがいいです。お客様同士で交流できるように設けたスペースです。本棚とベンチは、改築の際に切ることになってしまったスギの大木から作っていただいたものです」
絵本から発酵の専門書まで、本棚に並ぶラインナップも面白そうなものばかりです。
「何度かお越しいただいたことのあるブックディレクターの幅允孝(はばよしたか)さんに選書をお願いしています。『植物と自然』『食べる』といったテーマで、大人から子どもまで幅広い宿泊者の方が、必ず一冊は興味をもって手に取ってくれそうな本を選んでいただきました」と松澤さん。
「らうんじ」は夕食、朝食を食べる「だいにんぐ」とつながっています。
こちらも木のぬくもりをたっぷり感じる空間で、広めのサクラのテーブル、長いスギのベンチなど、オリジナルの家具が素敵です。クリの椅子の座面が低めなのが珍しいと思ったのですが、子どもが落ちても怪我をしないようにと低く作ったそうで、こういう点にも細やかな心遣いとやさしさを感じます。
食事以外の時間帯はコモンキッチンに季節のハーブティーが何種類か用意されていて、自由に淹れて飲めるようになっています。ほっと一息、リラックスタイムを過ごしたいですね。
地下1階には多目的室の「ふれあいの間」があります。
ヨガやセミナーなどのイベントに使うそうで、使用していないときは宿泊客に開放しています。朝からここでストレッチをしたら気持ちよさそうです。
「華密恋の湯」が招いた縁、誰もが安心して泊まれる宿
館内の廊下を歩いていると、靴下を履いた足の裏にぬくもりを感じました。これは床暖房ですね。
「ビオホテルの大きな条件の一つが環境に負荷をかけないこと。当館ではバイオマス(動植物など生物由来の資源)燃料である木質チップのボイラーを導入して、床暖房や浴室の給湯に使っています。床暖房は床下にホースをはりめぐらせて温水を通すしくみです」
松澤さんが教えてくれました。
木質チップは燃料として使用する際にCO2を排出しますが、樹木として成育するときにCO2を吸収するので、大気中のCO2を増やさない、環境にやさしいエネルギーです。
この宿の象徴とも言える「華密恋(かみつれん)の湯」。
北アルプスの湧水をボイラーで沸かし、隣接する工場で抽出したカミツレエキスをたっぷりと入れた琥珀色の湯です。カミツレは「ハーブの女王」ともいわれ、保湿効果や消炎効果が期待できるそう。傍らにはもう一つ、さら湯の湯船もありました。
浴室には自社ブランド・華密恋のシャンプーやボディソープなども。八寿恵荘では「華密恋の湯」に限らず、客室や共有の洗面所にも華密恋のアイテムがアメニティとして備わっていて、カミツレの効果を試すことができます。
八寿恵荘は「華密恋の湯」を体感してもらう宿としてつくられた経緯があります。
創業者の北條(きたじょう)晴久氏は故郷の池田町から上京して印刷会社を立ち上げ、順調に経営を続けていましたが、あるとき喉頭がんを患ってしまいます。しかし妻が探し出した薬学博士の処方した漢方薬で、その病気が完治するという大きな体験をします。
「それから父は漢方薬やハーブを研究するようになりました。病気を治したのは漢方薬でしたが、様々な効果をもつカミツレに興味をもって。印刷所の傍らで、エキスの抽出を研究していて、従業員は『何をしているんだろう?』と思ったようです」
そう笑って話すのは、株式会社SouGoの代表であり八寿恵荘の現オーナー、そして晴久氏の娘である北條裕子さん。
晴久氏は研究の結果、非加熱で30日間かけてカミツレエキスを抽出する独自製法をあみ出し、1982年に「華密恋薬用入浴剤」が完成。1984年には現在の地にカミツレ畑、加工工場とカミツレ研究所、そして「華密恋の湯」に入れる八寿恵荘を備えたカミツレの里を開設します。
入浴剤に使用するカミツレは8,000坪あるカミツレの里の畑で育てたもののほか、全国の契約農家が農薬を使わずに栽培したものです。
「八寿恵荘の名前の由来になった父の母である八寿恵おばあちゃんは、現在カミツレの里がある地の畑で無農薬野菜を育てていて、よく印刷の取引先に配ったものです。無農薬で育てることの大切さを実感していた父は、農家の一軒一軒に説明して、休耕田や耕作放棄地を活用していただきながら、少しずつ契約農家を増やしていきました」と裕子さん。
40年前といえばバブル期に差し掛かる頃。"生産性"が重視されていた時代に無農薬栽培を勧めるとは、晴久氏の先進的な取り組みに驚かされます。
その後、カミツレエキスを使ったスキンケア、ヘアケアなど「華密恋」のラインナップを着実に増やし、「華密恋薬用入浴剤」は今年で40年を迎えるロングセラー商品となりました。
合成香料や合成着色料などの余計なものを一切入れない、赤ちゃんや敏感肌の人も使えるアメニティを自社製品で備えているという八寿恵荘の大きな特色の由来はここにあります。
宿としては最初から現在のような形で営業していたのでしょうか。
「当初は本業だった印刷会社の従業員の保養所として建てられました。その後すぐ、地元の方からも『華密恋の湯に入りたい』という声があって、宿泊施設として一般の方も利用できるようにしました」と裕子さん。
「華密恋の湯」はさまざまな縁を結んできました。
池田町のあづみ病院で乳がんの放射線治療の患者さんが「華密恋の湯」の日帰り入浴に通っていた治療の間、ほとんど肌荒れしなかった......という話が医師に伝わり、これがきっかけで八寿恵荘では毎年春と秋に乳がんサバイバーの会とのコラボツアーを実施。田植えや収穫を体験しながら「健康に美しくなる」ことをテーマにして8年続いています。「ピンクリボンのお宿」にも加盟していて、術後のサバイバーも気兼ねなく宿泊できる環境が整っています。
(現在は感染症対策で日帰り入浴は中止しています)
アレルギー専門の小児科医との縁からアトピー性皮膚炎や喘息の子ども向けで始まった「自然体験教室」は18年続いていて、毎年お盆の時期に実施。現在は一般の親子向けツアーとして誰でも参加できますが、非常に人気があるそうです。
「静かにゆっくり」と「楽しくアクティブ」の2つの新プラン
今年4月からは「里と癒す日プラン」と「里と暮らす日プラン」の2つのプランを始めたそうですね。
「宿の特徴としてお客様同士の距離が近いもので。ゆっくり静かに自然のなかで過ごしたいという声と、ファミリーや大人数でアクティブに楽しみたいという声の2つの需要があるのですが、同時に叶えるのはなかなか難しいと思っていたところで、プランとして分けるように社員が考えてくれました」と裕子さん。
「里と癒す日プラン」は連休や夏休みをのぞいた日曜から木曜日が対象で、1人や少人数での利用がおすすめ(小学校低学年以下の子どもは不可)。自然いっぱいの環境で静かに心身をリセットするような時間が過ごせます。
41,000坪あるカミツレの里の散策路を歩いて、北アルプスの風を感じ、鳥の声に耳を傾ける、のびのびとしたぜいたくな時間ですね。スタッフが季節の見どころなども教えてくれるそうで、毎朝お散歩ツアーも実施しています。
逆にお子様連れで賑やかに遊びたい人は「里と暮らす日プラン」がおすすめ。こちらは金曜、土曜、祝前日と、夏休みや連休が対象です。
雄大な自然の中にあるカミツレの里をめいっぱい駆け回り、昆虫、野草、木の実などを見つける宝探し。周囲の山には野鳥はもちろん、リス、タヌキ、カモシカ、イノシシ、ウサギ、サル、シカなどが棲んでいるので、運が良かったら出会えるかも。
薪割りやかまど炊き、イベントによっては野菜の収穫なども体験できます。自分で炊いたご飯、収穫した野菜を食べることは、子どもにとっては忘れられない思い出になるでしょう。
写真は柱に登っている子どもたち。楽しい雰囲気がよく伝わってきます。
八寿恵荘はPCやスマホの電源を切って体を休めるのにもよさそうな環境ですね。
「実は去年、デジタルデトックスのテストを行ったのですが、宿泊後に視界がよく感じたというお客様がいました」と裕子さん。
自然の中で心身をゆるめて、山や星空を眺めてゆったり過ごしていたら、五感の能力も回復できそうです。
「自分自身も含めて思いますが、一人で我慢して抱え込んで、体調を崩したり悩んだりしてしまう人が多いですよね。これは大人だけでなく、子どもにも言えること。隣の人にちょっと話してみるとか、八寿恵荘に来て休むとか、方法はそれぞれですが、リセットする習慣が大事ですね。それができたら体を良い状態に保って、毎日を気持ちよく過ごせるようになると思います」
環境にやさしく、健康にもよいものを提供する八寿恵荘。本当に大事なものをずっと守ってきた真摯な姿勢に頭が下がります。
とにかく人にやさしい。乳がんサバイバーも化学物質過敏症の人も車椅子の人も、誰もがあたりまえに、安心して旅を楽しめるようにするという真のおもてなしの心を感じる宿でした。
Words : Yuki Asakura
Photos: Hiroshi Wada
2022/3/26
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カミツレの宿 八寿恵荘
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長野県北安曇郡池田町広津4098
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https://yasuesou.com/
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0261-62-9119
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※1月初旬~2月初旬は冬季休館
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1泊2食(1名あたり) ※「里と癒す日」「里と暮らす日」
ともに同じ料金。 |
22,000円~ |
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参考コスト合計金額 |
<ストーリーに関するご留意事項>
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