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マネー
2024.06.18
「一人暮らしの親が心配」人気の高級老人ホームってどうなの?

~自由に優雄にセカンドライフ~

一人暮らしの親もそろそろ80歳。大きな持病はないものの、そろそろ一人にしておくのは心配。同居は難しいけれど、幸せなセカンドライフを送ってほしい...。さて、子どもがすべき最良の選択とはどんなものでしょうか。一緒に考えていきましょう。

●親が元気なうちに「老人ホームを勧める」のが得策⁉

親が一人暮らしをしていると病気になっていないか、ケガをしていないか、困っていることはないかと気になるものです。時々様子を見に行ったり、電話をしたりして元気であれば「大丈夫」と安心する。そんな繰り返しの40代、50代の子世代は少なくないでしょう。

「同居は親が嫌がっているし、自分たちもちょっと大変...」
「いずれ、体の自由が利かなくなったら、老人ホームに入居してもらうしかないかな」

もしかして、そんなふうに考えてはいないでしょうか。でも、ちょっと待ってください。実は親が元気な今こそ、老人ホームを選択肢の一つとして検討する最高のタイミングなのです。入居する本人が自分に適した終の住処を選び、悠々自適な暮らしをしてもらうラストチャンスかもしれません。

●自立型の介護付き有料老人ホームという選択

老人ホームが「姥捨て山」などと揶揄されたのは、はるか昔のこと。いまや老人ホームは、元気な高齢者のセカンドライフに欠かせない場所になっています。「介護が必要な人しか入れないのでは?」と思われるかもしれませんが、「自立型」と呼ばれる介護付き有料老人ホームは、要介護や要支援の認定を受けていなくても、年齢(ホームによりますが、たいていは65歳以上)さえクリアしていれば入所が可能です。

もちろん、介護が必要になれば常駐する看護師や介護士が面倒を見てくれますし、提携しているクリニックや総合病院との連携で、万が一のときには素早い対応がかないます。ホームによりますが、人工透析や胃ろう、酸素吸入などの特別な医療が常時必要になっても、同じ部屋に住み続けられるところも多く、贅沢な在宅療養といった雰囲気です。

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(※写真はイメージです。記事でご紹介している物件ではありません。/PIXTA)

●プール、温泉、美容院に陶芸まで...楽しみがつまった館内

有料老人ホームの一人当たりのスペースは約8.5畳(13㎡)以上確保するように決められていますが、高級と呼ばれる老人ホームでは100㎡を超えるところもあり、夫婦や兄弟姉妹で利用することも可能です。自由に料理のできる本格的なキッチン、広々としたリビング、ベッドルーム、浴室、トイレを完備、専用の庭や広いバルコニーのついた部屋もあり、高級マンションと遜色ありません。

内観や外観は、ハイクラスなリゾートホテルのような佇まい。共有スペースには温泉、プール、スポーツジム、美容院、ネイルサロン、エステなど、生活に潤いを与えてくれるエリアが多数(ホームによります)。趣味を楽しみたい人のためには、陶芸室、楽器室、オーディオルーム、麻雀ルーム、カラオケルームなど、遊びきれないほどの設備が用意されています(ホームによります)。

入居者同士で楽しむサークル活動も盛んですし、ホーム主催のイベントも充実しているところが多いです。季節の行事はもちろん、散策や旅行、グルメツアー、観劇など自宅にいるときよりもアクティブに外出する入居者も少なくありません。

●有名シェフが料理する高級レストラン並みの食事

食事は味も盛り付けも素晴らしく、毎食、和洋食から選択できたり、アラカルトの注文もできたりと、食べたいものが食べられるところが多く、その日の体調に合わせたチョイスが可能です。有名ホテルや星つきレストランのシェフ経験者が腕を振るうところや、レストランと提携したメニューを提供するホームもあります。もちろんいずれも管理栄養士が高齢者に必要なカロリーや栄養を計算してくれています。

ご飯の硬さや食材の大きさ、苦手な食材への配慮も融通をきかせてくれますし、食事のできる時間を長めに設定し、できるだけ「食べたい時間に食べられる」ように工夫してくれているホームもあります。普段は自室で料理をして、面倒なときはレストランを利用するのもOKです。ひな祭りやクリスマスなど、季節に合わせた行事食や、家族、友人を招いた際にはフルコースなどの特別食を用意してくれるところもあり、ホームにいながらにしてイベント感を楽しめます。

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●入居金が高額なほど倍率が高い!?

高級とうたわれる老人ホームの入居金は、一般的には3,000万円程度からで、1億円を超える部屋もあります。3億円を超える超高級老人ホームが数年の予約待ちというのも話題になったほどですし、都心の一等地に開所予定の老人ホームは、建設前から予約で満室という状況です。

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(※写真はイメージです。記事でご紹介している物件ではありません。/PIXTA)

●見学会には子どもも同行して冷静な判断を!

老人ホームの現状を知ると、親のためにできることが同居や介護だけではないと理解できます。ただ、いきなり「老人ホームに入ったらどう?」と提案しても親の気持ちを逆なですることになりかねません。これから先、「どんなふうに暮らしたいか」を尋ねたり、素晴らしい老人ホームのパンフレットを取り寄せて見せたりして、少しずつ話を進めていくのが理想です。

また、ケガや病気で急に一人暮らしが困難になり施設を探す場合には、基本的に空いている施設が優先され、本人の希望する老人ホームが選べないとか、介護度によっては要介護度の高い入居者が多い施設に入らざるを得ないケースも出てきます。老人ホームがセカンドライフを充実させる場所ということを伝えるといいでしょう。

もし、親がその気になったら、少なくとも3カ所は見学に同行してあげてください。「食事は毎日食べても飽きのこないメニューや味付けか」、「入居者の雰囲気はどうか」、「居室の動線は便利か」、「外出や面会のシステムがどうなっているか」などがチェックポイントです。高齢者だけで見学会に行かせてしまうと、ホームスタッフに言われるがまま契約に至ってしまうこともあるので、できるだけ同行して冷静なアドバイスをしてあげてほしいと思います。

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執筆:鹿住 真弓
医療・介護・子育てライター
神奈川県在住。編集プロダクションを経て、エディトリアル&グラフィックデザイン会社を設立。女性誌を中心にライター兼編集者として活躍。出産後フリーとなり、医療、介護、子育てなど、女性のライフスタイルに寄り添ったテーマの執筆を続けている。近年は老人ホームに関する執筆が増えている。保育士資格を持ち、障がい児教育にも尽力。著書に「主婦が輝く会社の驚異の『チーム育成術』」(幻冬舎メディアコンサルティング)などがある。

2023/7/28

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