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マネー
2023.10.20
FIREとは人生のリスタート!好きなことだけを仕事にできる自由

子育て多忙サラリーマンが副業からはじめて専業作家へ

一般的にFIRE(Financial Independence,Retire Early)とは、経済的に自立した状態での早期リタイアを意味しますが、その考え方は変わりつつあるのかもしれません。電子書籍執筆活動からFIREを実現した"ビジネス書作家"寺澤伸洋さんにお話を聞きました。

寺澤さんは日系メーカーでキャリアをスタートし、イギリス留学を経て、GAFAのうちの1社である外資系IT企業 へ転職。その企業に在職中に電子書籍サービスでの執筆活動を開始しFIREを達成します。その経緯を伺いつつ、FIREの考え方やその方法について深掘りします。

FIREとは好きなことで"リスタート"すること

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ーー電子書籍出版で出した最初の本が累計2万5千冊を売り上げましたが、本を書かれた理由を教えてください

「僕が25歳のときに経営企画の本部長が、仕事に対する考え方について教えてくれたのがきっかけでした。
当時の僕はその考え方に感動し『本にします!』と上司に宣言しました。でも、自費出版となると100万円以上がかかりますし、結婚して子どももいる僕には実現が不可能で半分あきらめていたんです。

17年が経過し前述の外資系IT企業に転職したころ、新型コロナが流行したことで仕事がフルリモートになりました。毎日、往復3時間かけて通勤していた時間が浮いたため、有効活用しようと思いたったのが、本を書くことだったんです。

電子書籍ならコストゼロで出版できるし、無料の電子書籍でも読まれた分だけきちんと印税がもらえます。出版したところ、書名に使った"GAFA"(Google、Apple、Facebook、Amazonの巨大テック企業4社を総称していう略語)のキーワードが効いたのか突然ヒットしました。『こんなに読まれるの?』と自分でもびっくりしました」

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ーー会社員を辞める「FIRE」を決断して、作家に転身した理由を教えてください。

「文章を書くことが苦ではなく、自分の力で稼げることを知ったからですね。

資産が1億円に到達していたし、電子書籍や紙の本の印税があったので、会社員を辞めても大丈夫だという余裕がありました。

当時、フルリモートになって1日中仕事をしていたんです。2021年の2月は1度も外出していなかったんですよ。転職して年収は倍になりましたが、自由がないのはおかしいと感じて働き方を見直したいと思ったんです。

もちろん家族に相談はしました。妻には『働き方を変えるだけだよね』と理解してもらいました。いまは朝2,000文字くらい書いたら今日の仕事はおしまい、午後好きなことをしようという生活ができます」

ーーライターとして段階を踏むのではなく、作家として活動を始めたのは自由度に関係があるからでしょうか?

「僕は締め切りが一番苦手なんです。作家は誰にも干渉されず、自分の世界観で、好きに書けて縛られませんし、自由度が違います。

ライター業と執筆業は別物だと思っています。ライター業はお客様が望む形で納品しなくてはいけませんが、執筆業はすべて自分の好きなように書けます。文字数は大幅に違いますが、納期がなく気楽にできるのが僕には合っていると思います」

ーー寺澤さんのFIREの定義とはなんでしょうか?

「一般的なFIREの定義は『1億円を貯めて、その元本を4%ルールで運用したら、年間400万円増える。年400万円以下で生活することで、元本を減らさずに生きていける』というものです。

一方、僕のFIREの定義は異なっていて、『会社を辞めて、自分の好きなように生きていく』というニュアンスに近いです。

なので、FIREのFはFinancial、IはIndependenceというところまでは同じですが、REはRetire Earlyじゃなくて、REstart(人生のリスタート)なんだと定義しています。会社で毎日十何時間も拘束されるんじゃなくて、自分の好きなように働いて稼ぐステージに移ろうじゃないかという意味合いで使っています。

僕はやっぱり、資産運用益を切り崩していくだけの生活はどこか不安なんです。
ですので、趣味感覚で楽しみながらお金を稼いで生きていくのが、僕が定義するFIREです」

投資なしで「億り人」*になった人は存在しない?

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ーーお金に関する考え方や投資に対する考え方をお伺いできればと思います

「僕は堅実な人生を歩んでいたので、子どもの学費のために貯金をしてきました。夫婦共働きで、年間300万ずつ貯金したのと株が大きく上がったことで1億円近く貯金ができました。そもそも僕自身、お金をそんなに使わないタイプでもあり、外資系に入って収入が大きく増えた後でも出費は今までと何も変わりませんでしたね。

投資は現在3,000~4,000万円くらいですね。

投資はNISAはもちろん活用しながら、S&P500を中心に、個別株を少し持っています。もし資金が必要となった場合、株であればいつでも売れますし。

ポイントは、ドルコスト平均法です。長期的に投資して、自動的に増額していくのが理想だと思います」

ーー全資産の3割くらいを投資しているということでしょうか?

「何割投資するかは、個人に合わせて行えばよいと思います。

何割投資すればよいというよりも、投資というものを正しく理解して、自分の考え方と合う投資スタイルと割合で運用できていればよいのではないかと考えています」

ーー短期間で投資しようと考えている方もいますが、どう思われますか?

「短期で稼ごうとする考え方はおすすめしません。日本人は長期投資を好まない傾向があって、短期売買して稼ごうと思われている方も多いのですが、そうなると常にチャートを見続けなくてはなりません。

人生を豊かにするためには、一定額のお金が知らない間に積み立てられていくという仕組みを作っていき、ストレスを少しずつ減らしていくことが大切だと思っています」

ーー寺澤さんはセミナーを開催しているとのことですが、堅実な人生経験に基づいているので、とても再現性が高く、多くの方にとって学びになりそうです

「僕のセミナーは人生の経験値でできていますので、日本人ならではの考え方に合う堅実な投資方法が学べると思います。貯金の基盤がある状態で、『こういう工夫をすればFIREに近づけるよ』と教えています。

重要なことを一つ言うと、FIREをしている友達が何十人といますが、投資せずに*「金融資産1億円に到達した人」=「億り人」は一人もいません。

ですので、FIREするためには投資は必要不可欠なんだろうなと考えています」

これから伝えたいお金のこと・出したい本

ーー手にとってもらいやすい本を書くコツがあるのでしょうか?

「電子書籍出版の作家をやっていて最初の壁に当たるのが、書きたい本を書くか、読まれる本を書くかという2択です。

結論を言うと、僕は本を書くことに同じ労力を使うのであれば、読まれる本を書きたいです。
コツはWebのSEO(Search Engine Optimizationの略、日本語で「検索エンジン最適化」のことで、インターネットであるワードが検索された際にWebサイトが検索結果上位に表示されるようにWebサイトを設計・構築すること)と同じで、ターゲットやキーワードを狙って、流行に乗っている本であれば売れていきます。

もうひとつ言えることは、本当に自分がやってきた経験じゃないと、読者に刺さらないので売れないということですね」

ーー今後、出版したい本や流行するワードを教えてください

「Chat GPTなどのAIが流行していたので、僕も電子書籍でChat GPTについて2冊目の本を出したんです。とにかく早さ勝負で急ぎました。今はほっと一息ついているところです。

今後は、勉強の仕方やお金の話、GAFAのロジカルな仕事術についても出版していきたいと考えています。

最近は『子どもにかかるお金大全』という本も妻と共著で出しました。1億円貯めた僕たち夫婦がどのように教育費に向かい合い、考えていったのかを書いた本です」

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ーー「投資せずに1億円に達した人はいない」とおっしゃいましたが、投資に関する本も出版されていく予定でしょうか?

「そうですね。FIREという生き方をもっと多くの人に発信していきたいと考えています。

去年の金融庁のデータですが、NISAを利用している方は日本全体の16%しかいません。投資をしている人がまだまだ少ないということです。長期投資でもっと自由に生きてほしいという思いがあります。

そのために、僕は投資の伝道師としてみなさんに本を届けていきたいです」

ーー本日はありがとうございました

インタビュー中、FIRE後に再び会社に"戻る"人の話が出ました。寺澤さんは「世間の人はFIRE失敗だ、お金がなくなったんだ、と騒ぐけれども、僕は理由が違うと思います。FIREしてもやりたいことがない人は暇を持て余してしまうのかなと思います。平日の昼間に友だちと話したくなっても、みんな仕事だから待っているしかない。それで会社に戻りたくなるんじゃないでしょうか」と分析していました。

好きなことがある、続けても苦にならないことがある、どうしてもやりたいことがある、そんな人はその道を副業としながら、FIREを目指してみてはいかがでしょうか。

寺澤伸洋さん プロフィール
職業:ビジネス書作家
1976年大阪府生まれ。灘高校、東京大学経済学部を卒業後、日系メーカーで17年間勤務。
経理、営業、業務改革、Web企画、マーケティング、経営企画と多様な部門を経験し、半年間のイギリス留学後、大手外資系IT企業に転職。2016年から3年半書きためたブログを元に、2020年より電子書籍の執筆を開始。初の本格的著作『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方』(Amazon、Kindle版)の累計ダウンロード数が2カ月で個人電子書籍では異例の1万冊を超える。その後、2021年にFIRE(セミリタイア)、現在に至る。

Interview&Words:INCLUSIVE.inc
Illustration: Takashi Koshii

2023/6/30

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