BANK The Story 人生を豊かにする、お金の使い方BANK The Story 人生を豊かにする、お金の使い方

この記事はThe Savings 及び
Visaデビットをご案内するためのものです

トラベル
2024.01.26
日本初のゼロエネルギーホテルが愛媛の水の都『西条』に誕生 18,200円~

ITOMACHI HOTEL 0/スタンダードルーム1泊朝夕食付

愛媛県西条市に2023年5月にオープンした「ITOMACHI HOTEL 0(いとまちホテルゼロ)」が、日本初のゼロエネルギーホテル(建物に省エネルギーと創エネルギーの機能を同時に備えることで、運営において実質的な電力エネルギー消費をゼロとするホテル)として注目を集めています。環境に配慮したサステナビリティはもちろん、自噴井「うちぬき」の広場、地域発にこだわったアメニティや食など、"西条らしさ"を味わえる仕掛けも満載。さっそく訪れてみましょう。

地域の活気を取り戻すサステナブルホテル

img_372_02.jpg

愛媛県東部、北は瀬戸内海に面し、南に西日本最高峰の石鎚山(いしづちさん)を擁する西条市。
宝島社のムック「住みたい田舎ベストランキング」では上位常連の、暮らしやすい町でもあります。

「ITOMACHI HOTEL 0」は、西条市に新しくできた「いとまち」に立地します。
「いとまち」は、西条発の半導体関連企業・株式会社アドバンテックが「地元に活気を取り戻したい」との思いから、建築家・隈研吾氏や東京大学の同氏研究室チームとともに立ち上げたプロジェクト。農地として使われていた土地を取得し、再生可能エネルギーの利用と地方創生をテーマに、レストラン・ホテル・温浴施設などがある商業ゾーンと、約70軒が並ぶ住宅ゾーンをつくる計画です。

(上の写真は市民緑地「つむぐひろば」のじゃぶじゃぶ池から「ITOMACHI HOTEL 0」と石鎚山を眺望)

img_372_03.jpg

2020年にはセレクトショップ「いとまちマルシェ」、上質な食材をそろえた「FOOD GARDEN ITO(フードガーデン イト)」、イタリアンレストラン「Er Bisteccaro ito(エル ビステッカーロ イト)」がオープン。店舗の傍らの「つむぐひろば」では地元の親子が散歩していました。住宅は数軒建ったところですが、まだまだこれからが楽しみな新しい町です。

img_372_04.jpg

2023年5月27日にオープンした「ITOMACHI HOTEL 0」。建築は隈研吾氏の設計で、石鎚山の山並みをイメージした大屋根が特徴的です。近づいても一見、構造がわからないのがユニークですが、RECEPTION CAFE棟・HOTEL棟・VILLA棟の3つの棟が、中庭を囲むようにゆるやかにつながっています。木漏れ日を感じ、やさしく風が吹き抜ける心地よさが印象的でした。

大屋根によく蜘蛛やハトが巣をつくろうとするそうですが、むしろそれは、動物も虫も木と勘違いしてしまうくらい、自然とシームレスにつながっている証のように感じました。

img_372_05.jpg

中庭には、石鎚山系の湧水を使い西条で江戸時代から作られてきた自噴井「うちぬき」(地面に鉄棒を打ち込み、竹を入れて水を得た工法からこの名称に)の広場があります。
「ITOMACHI HOTEL 0」のインテリアとランドスケープデザインを手がけたDugout Architectsの作品で、流れ落ちる水を眺めながら、座ってくつろげるすてきな造形です。

img_372_06.jpg

このホテルの最も大きな特徴は、環境省が定めるZEB(Net Zero Energy Building)の認証を取得した「ゼロエネルギーホテル」として第一号であること。
(一般社団法人「住宅性能評価・表示協会」の公式データベースおよび一般社団法人「環境共創イニシアチブ」の公式データベースを元にした株式会社GOODTIME調べ)

「ITOMACHI HOTEL 0」の企画・運営を行っている株式会社GOODTIMEの代表取締役・明山淳也さんに伺いました。

「屋根に敷き詰められている太陽光パネル873枚は最大300kWを発電できます。これは一般家庭の約100軒分にあたります。西条にホテルをつくるなら、都市部のようなビル型ではなく、中庭を挟んだおおらかな建築にしたいという隈研吾さんの設計意図がありました。結果的に屋根が広くなったので、設置できる太陽光パネルの数が増え、発電量もホテルの使用量を上回るほど大きくなりました」

余剰分は蓄電設備に貯めて使ったり、ほかの「いとまち」施設にまわしたりしているそう。「創エネ」は十分なようですが、「省エネ」の仕組みも気になります。

「ホテル建築で最もエネルギーを消費するのはエアコンです。高気密・高断熱を徹底して、窓もペアガラス(二重ガラス)を使用。外気を遮断し、高効率型のエアコンを設置することで、最小限の電力で快適な温度を保てるようにしています」(明山さん)

照明なども含め、ホテルのすべての電気使用量を緻密に計算して設計されているといいます。
その結果「つくる分」と「使う分」が相殺され、電気使用量が実質ゼロになっているのです。

デザインのアクセントは"伊予青石"

img_372_07.jpg

「ITOMACHI HOTEL 0」を探訪していると、気になるのが伊予青石です。
伊予青石は2~1.5億年前に生まれ、海や湖に堆積して沈み込み、長い年月をかけて隆起した石。石鎚山や西条の周辺ではよく見られ、「いとまち」周辺を歩いていたときもゴロゴロと転がっていました。しかし、全国的には珍しく愛媛ならではのものです。

img_372_08.jpg

Dugout Architectsは伊予青石の美しい千草色をキーカラーとして「ITOMACHI HOTEL 0」にふんだんに取り入れています。
たとえばレセプションとカフェの機能を合体させた"RECEPTION CAFE"では、床のタイルやカーテンなども伊予青石をイメージした色になっています。

img_372_09.jpg

カウンターは伊予青石を埋め込み、研ぎ出したものだそうです。

img_372_10.jpg

伊予青石をイメージしたカラーは客室にも取り入れられています。
上の写真は「ファミリールーム」。モダンで温かみが感じられるお部屋です。
洗面台は、西条藩の家紋・隈切葵紋から着想し、角を落とした滑らかな形がポイント。グリーンのタイルもかわいらしいですね。

img_372_11.jpg

水栓はうちぬきをイメージして、下から湧き上がるタイプのものを使用しています。

img_372_12.jpg

ファミリールームとデラックスルームには、愛媛の名産品である砥部焼(とべやき)の湯呑と急須、お茶どころ新宮町の緑茶が備えられています。このテーブルの天板は、実はジーンズの端切れを再利用したものです。
館内には他にも木質バイオマスや再生ガラスなどアップサイクル素材(不用品や廃棄物を活用した素材)を使ったプロダクツがあり、ゼロエネルギーホテルとしての環境に対する取り組みへの積極的な姿勢が垣間見えます。

「ITOMACHI HOTEL 0」のアメニティに対するこだわりは徹底していて、砥部焼や緑茶のほかにも隣の今治市の特産品・今治タオルを西条のうちぬき水で仕上げたタオル、愛媛産のハーブティー、西条銘菓「たぬきまんじゅう」など、挙げればきりがないほど。地元とのつながりを大事にしていることもよくわかります。

img_372_13.jpg

こちらはテラス付きの「デラックスルーム」。
HOTEL棟にはさまざまなニーズに対応する50室を完備。スタンダードやスーペリアタイプの客室には、サイクリングの聖地・しまなみ海道にも近いことから、自転車が持ち込める部屋もあります。

img_372_14.jpg

宿泊者が利用できる"COWORKING & KITCHEN"もあるので、長期滞在する方にもよさそうです。

img_372_15.jpg

ホテル棟の廊下は白く真っすぐで、照明の影が何重にも見えてきれいでした。やや照明を落とし無機質な印象なので、客室に入ったときの明るさと柔らかみをよりはっきりと感じました。

1軒宿の雰囲気が味わえるVILLAの客室も

img_372_16.jpg

VILLA棟へ移動。こちらは通路が少し波打っています。変化に富んだ造りが楽しいですね。

img_372_17.jpg

VILLA棟は全7室。木賊色(とくさいろ/黒みを帯びた緑)をキーカラーに、シックで高級感のある雰囲気です。

img_372_18.jpg

愛媛県産柑橘類から抽出したエッセンスを使用した「媛香蔵(ひめかぐら)」のボディミルクと入浴剤も備わっています。

img_372_19.jpg

VILLA棟は全室が温泉の露天風呂付き。部屋で温泉が楽しめるとはうれしい驚きです。

「『いとまち』の計画にあたって地元のご意見を伺ったとき、西条にはビジネスホテルしかなかったので、他のエリアから人を呼びやすいように、ホテルをつくってほしいという希望があったそうです。ここはリゾート地などの観光地ではありませんが、暮らしやすい穏やかな環境ですね」と明山さん。

確かに、市街からすぐですが、山並みがよく見えていい環境。温泉もあって、地元らしさを楽しめる場所なら、泊まりたくなります。

img_372_20.jpg

「ITOMACHI HOTEL 0」の朝食やランチはRECEPTION CAFEで提供。愛媛の旬の作物をたっぷり使い、ローカロリーかつ栄養価が高くなるよう、栄養管理士が計算しているヘルシーなメニューです(上の写真はランチメニューのイメージ)。
ディナーは、歩いてすぐの「Er Bisteccaro ito」のコースを事前予約できます。

また、「ITOMACHI HOTEL 0」は西条の街なかの飲食店を巡ることも勧めています。地域の賑わいを呼ぶホテルらしい考え方ですね。

img_372_21.jpg

「ITOMACHI HOTEL 0」では宿泊者限定の体験講座も不定期で実施しています。

RECEPTION CAFEの天井に吊るされたアートは、愛媛在住の和紙工房「りくう」のデザイナー・佐藤友佳理氏の作品で、うちぬきの水紋や泡をスキャニングし、その形を元に3Dプリンターで造形したアクリルに和紙を吹き付けたものを組み合わせて制作したそう。
2023年9月には、佐藤氏らによる和紙づくりと3Dプリンターを学ぶ体験講座が行われました。

「オープンから約半年。西条や愛媛のよさを体験できるアクティビティを充実させていきたいと思います。また週1回ぐらいのペースで週末はヨガの体験講座など、宿泊者と地域の方が一緒に参加できるプログラムを実現したいと考えています」と明山さん。

2024年春には、隣に和食レストランがオープン予定だそう。
刻々と進化していく「いとまち」にあるゼロエネルギーホテル。何度訪れても楽しめそうです。

img_372_22.jpg

Words : Yuki Asakura
Photos: Shinpei Kato

2023/11/2

──────────────────────
ITOMACHI HOTEL 0
──────────────────────
愛媛県⻄条市朔⽇市 250−7
──────────────────────
Tel: 0897-47-7568
──────────────────────
https://itomachihotel-0.com/
──────────────────────

参考コスト
スタンダードルーム
※1泊朝夕食付、1名利用
18,200円~
参考コスト合計金額
SHARE
<ストーリーに関するご留意事項>
ストーリーは、BANK The Savings の目標設定を具体的にイメージするための情報提供を目的として委託先が作成した記事に、あおぞら銀行がVisaデビットの利用促進のためのサービス紹介などを追加したものであり、掲載の商品・サービスの誘引が目的ではありません。また、掲載内容は、作成時点における委託先における意見・見解が含まれるもので、個社・個別の商品・サービスを推奨・保証するものではありません。ストーリー内記載のコストは参考値であり、その他諸費用がかかる場合があります。特段の記載のない限り、ストーリー内記載のコストは税込価格とし、税率は10%(軽減税率適用商品は8%)とします。ただし、イートイン・テイクアウトで税率が変わる商品もありますので、詳しくは直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。各種割引、キャッシュバックなどは含まれていません。
情報の正確性、完全性、信頼性、適切性等に加え、配信時点で当該商品・サービスが存在すること、お客さまの購入・利用の可能性、価格および掲載企業(人)の内容に関し、あおぞら銀行は一切保証するものでありません。併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、予告なく変更または終了する場合があります。詳細については必ずリンク先のあおぞら銀行HPをご確認ください。また、投資勧誘や特定銘柄の推奨を目的とするものではありません。掲載情報に基づき行ったお客さまの行為および結果等について、あおぞら銀行は一切の責任を負いません。
掲載画像はイメージであり、実物の商品やサービスなどと異なる場合があります。
掲載の商品・サービスに関するお問い合わせは、あおぞら銀行窓口・コールセンターではお受けできません。直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。
BANK The SavingsはBANKアプリのみで提供されるサービスです。
BANK The SavingsおよびBANKアプリ、および併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、あおぞらホームコール(0120-250-399)にお問い合わせください。
BANK
BANK™アプリを
いますぐダウンロード!
BANK™アプリではさらに多くの
ストーリーをご用意。
いち早く最新の
ストーリーを読むにはアプリが便利!
BANK

BANK™は「お金も時間も賢く使って、幸せにすごしたい」
そんな価値観を大切にする方のために生まれた新しいマネーサービスです。
あなたの素晴らしい人生のために、今すぐ口座開設。

今すぐBANK™口座を開設

スマホ、PCからペーパーレスで
簡単に口座開設できます

最短5分でお申し込み完了!

口座開設のお申込み