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2020.03.19
地元・松阪の隠れた名産品を、モダンにアップデート──『松阪もめん(三重県松阪市)の名刺入れ』 1,815円

BEAMS JAPANディレクター 鈴木修司さんが語る[知られざる日本の銘品] その3【松阪もめん(松阪市)の名刺入れ】

おなじみの松坂牛より歴史ある名産品である、松阪もめんの「名刺入れ」。天然の藍で糸から染めて織り上げた生地は、使い込むほどに「色が湧いてくる」といわれるほど長く愛せるもの。松阪もめんセンターでは、郷土の文化財としてその技術を伝えるとともに、生活工芸品ブランドとしてハンカチやノート、コインケースなどのさまざまなアイテムを紹介しています。また反物の販売や、織物体験会なども行っています。

日本文化の発信拠点として、サブカルチャー、アート、クラフト、ファッションなど、あらゆるジャンルで日本の魅力を紹介している「BEAMS JAPAN」。そのバイヤー兼ディレクターを務める鈴木修司さんは、1年を通してほぼ毎週日本中を飛び回り、各地の名物、工芸品の数々を再評価するべく独自の切り口で紹介しています。「プロダクトとともにその産地やつくり手、素材、歴史、文化といった、"背景"すべてをお客様に届けたい」という鈴木さんがおすすめする、知られざる日本の銘品を紹介する連載を、全6回にわたってお届けします。

第3回で取り上げていただいたのは、「松阪もめんセンターの名刺入れ」です。松阪といえば、松坂牛。世界的ブランドの陰に隠れてしまいがちな、まさしく知られざる銘品だからこそ、「地元出身の自分が取り上げねばならなかった」と言います。はたして松阪もめんとは? そして別注したアイテムは、どんなラインナップなのでしょうか?

「僕の地元、松阪市の名産品である松阪もめんというのは、江戸時代から受け継がれてきた古典的な藍染織物です。倹約令によって華美な着物を着ることができなくなった江戸っ子の間では、遠目には無地に見える粋でお洒落な縞模様として、『松坂嶋(まつさかしま)』と呼ばれる松阪もめんの縞柄着物が大流行したのだとか。
しかし、ほぼ着物にしか使われていなかった生地なので、和装業界の縮小化が進むいま、松阪もめんの先行きも明るくありません。地元では和装だけでなく、パッチワークをしてベストやバッグを作るなど、趣味の洋裁のような需要もあります。今回、取り上げた名刺入れ(1,815円)のように現代的にアップデートされている製品もあるのですが、まだまだイメージ的にはお洒落ではない(笑)。そこでBEAMS JAPANの別注コレクションでは、松阪もめんを使ってキャップやトートバッグなどのファッションアイテムを製作し、プリントや刺繍を施すことにしたんです。
松阪牛という世界的ブランドにくらべれば無名ですが、松阪出身の僕は昔から知っていて、すごくいいものだということもわかっていました。当然、松阪もめんに携わっている人たちは、この美しい生地に何かを載せるなんて考えませんし、嫌がります。でも古典的な柄そのままでは、どうしても野暮ったさが漂ってしまう。丹念に染めて織り上げた藍色の生地の上に、あえてポップなグラフィックを載せる──そうすることで逆にベースの藍色を際立たせ、柄そのものも現代的に感じさせるというのが、僕のチャレンジでした」(鈴木さん)

「昔ながらの本藍染は、使い込むことで鮮やかな青みが出てきます。色がどんどんきれいになってくるんです。さらにアーカイブを紐解けば、『松坂嶋』のみならず魅力的な柄がたくさんある。そこで定番の縦型トートバックやポーチ(Sサイズ)(※現在、こちらの商品の取り扱いはありません)などを展開する別注コレクションでは、職人の皆さんのご協力によって"柄の見本帖"に存在する伝統の柄をいくつか再現してもらうことにしました。現代では製法が不明になっている染料もあるので、手探りの作業です。とても手間と時間がかかるのですが、この企画のために特別に復刻していただいたんです。

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グラフィックは金安亮さんという人気イラストレーターにお願いし、松阪にちなんだシンプルで味わい深いイラストがプリントと刺繍であしらわれ、伝統ある藍染の色合いをさらに引き立てています。モチーフは松阪牛の"牛"と、松阪の"松"、そして歴史の教科書にも載っている国学者・本居宣長が開いた鈴乃屋という学校にちなんだ"鈴"を採用しています。鈴は松阪の人にとって、特別なもの。これは地元の人間にしかわからないものかもしれませんね(笑)。
自分が地元出身であるというアピールをしながら松阪市やつくり手の皆さんを説得し、晴れて商品化され、おかげさまで大きな反響をいただいています。本当にやってよかったと思いますね」(鈴木さん)

鈴木修司 プロフィール
1976年生まれ。1998年「株式会社 BEAMS」入社。「BEAMS MODERN LIVING」の店舗スタッフ、「fennica」のMD、「B:MING LIFE STORE」の生活雑貨担当バイヤーを経て、2016年にオープンした日本文化の発信拠点『BEAMS JAPAN』のバイヤーとして1階「銘品」フロアのディレクションを担当。現在はバイヤー兼ディレクターとして、国内の銘品や工芸を紹介するフロア全体のディレクションを手がけている。

2019/12/11取材
2021/3/19編集

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松阪もめん手織りセンター
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三重松阪市本町2176松阪市産業振興センター1階
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tel. 0598-26-6355
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9:00~17:00
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火曜休
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参考コスト
名刺入れ
1,815円
参考コスト合計金額
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