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楽しく学ぶ
2021.02.03
人とつながる小さな本屋の店主になる 3,850円

東京都・武蔵野市の「BOOK MANSION」

70軒ほどの「小さな本屋」が集まるお店が吉祥寺にあります。こちらは「シェアする本屋」として、1棚を月々3,850円という形で貸し出していて、置く本もプライスも店子さんの自由。多種多様な本が棚ごとに表現されているその世界は、まさに小さな本屋が集まるマンションのようです。

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まず出会ったのは子ども店長と妹の作家

吉祥寺駅を下車して歩くこと5分。たどり着いたのは「X4(バツヨン)ビル」というこれまた1度聞いたら忘れられない名前の建物。その階段を下りた地下に目指すお店はありました。奥のカウンターで出迎えてくれたのは、小学5年生の山内蒼大店長です。この店では、店子さんが交代で、店長として店番に立つ約束となっています。「僕のお店(棚)『こども本屋まる:そ』はこちらです。いま宗田理先生のフェアをやっています。妹が書いた本も売っていますよ」すると、その横から出てきたのは、妹の彩葉ちゃん。抱えているのは自著『いろいろなもよう』880円。オール手書き、一冊限りのオリジナル本です。第1作目は、地元のプロの書店員さんが購入して行ったということで、こちらで第7作目、彩葉ちゃんもすでに立派な作家の仲間入りを果たしています。

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店長の蒼大くんに、お店で大変なことは何かと尋ねると、「う〜ん」と考えたのち、「僕のお店(棚)で売れた売上を、自分が次に読みたい本に使ってしまい、お金が残らないことですかね」。そう答えると、手にしていた本を黙々と読み始めました。本当に読書が好きなようです。現在は蒼大くんも含めて、3人の現役小学生の店子さんがいます。元気あふれる彼らの「小さな本屋」のほかにも、店内はどこをみても、目を見張る本屋ばかり。

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70人の個性あふれる店主たち

「本と茶葉を抱き合わせで販売している書店」には、小説とその作品世界に合いそうなティーバッグが裏表紙に貼り付けてあり、「大学生たちが自分の好きな本に手書きの帯を巻いた書店」には熱意がこもった、この世に一枚だけの帯が掛けられて販売されています。さらに強烈なのは、「封がしてある黒い紙袋に、『私の大切な八冊』のうちのどれか1冊が入っています」という書店で、QRコードから辿るとその人のHPに行き着きますが、どんな種類のどんな形状の本が入っているのか、皆目検討がつきません! そんな個性のあふれ過ぎる店子さんたちは、店番に立つ・本を補充する・売れ行きをチェックしに来るなど、この店に訪れますが、その時にいるほかの店子さんたちと自然に交流が生まれていきます。その結果、「BOOK MANSION」を飛び出して、読書会を開いたり、実際の大型書店さんからフェアを依頼されたりと、一店子に留まらない活動の輪が広がっています。新刊のプロモーションに棚を買っている出版社もあります(新刊の場合は定価販売です)。

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そして仕掛人の中西さんに出会う

この「BOOK MANSION」を手がけたのは中西功さん。三鷹に、弟とともに無人の古本屋「BOOK ROAD」を作り、運営するなど、あっと驚くような、それでいて「運営者がラクで、持続できる」本屋の新しいモデルを作っている方です。
「今の書店さんの経営は本当に苦しいですよね。店舗もどんどん減っています。でも、本を仲立ちにさまざまなコミュニケーションの可能性を感じています。棚貸しという商売は昔からあって、僕はそれを現代風にアレンジしています」。中西さんは1棚3,850円の場所貸し代と、1冊売れたら100円をもらう仕組みで運営を続けています。仕組みは明瞭、しかも人の輪がどんどん広がっていると語ります。
「1人で頭を抱えて考えていても、出てくるものは少しです。それよりは、人が介在すればするほど、面白いものが生まれてきます。70人の頭脳がそれぞれで考えると、70倍のアイデアが生まれてくるのです。本は個性を出しやすく、面白いツールですよね」。

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わざわざ集まってくれる場所ということで、人目につく路面の店よりも、地下のここを選んだという中西さん。店子さん同士のつながりは、棚を借りている人しか見られないFacebookグループとTwitterなどのオープンな場でのSNSの確認ぐらい、積極的に対外的な宣伝はせず、HPすら持ちません。しかし、ここに集う人たちは面白がりながら、自分たちの書店を運営し、自分たちであちこちに発信してくれています。
「僕はなるべくこの場にいなくて、皆さんにお任せした方がいいと思っています。その方がいろんな人の個性を感じることができますし。そしてこのモデルを横展開して、全国に広げて、2025年末には1,000店舗に増やしたいです」。すでにその試みは始まっており、2021年3月には10店舗ほどが開店するという。「人とつながる本屋」なんだか、ワクワクしてきますね。ぜひ1棚、申し込みをしてみて下さい。きっと何かが変わりますよ!

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※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

Photos: Hiroyuki Joraku 
Words: Tomohiro Tsuchiya @ Yellowjam

2020/12/10取材
2021/3/26編集

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BOOK MANSION
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東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-1
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営業時間:水曜・金曜・土曜・日曜の13:00~17:00
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定休日:月曜・火曜・木曜・祝日(店番の都合でお休みになることがあります)
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参考コスト
棚貸し(1ヶ月ごと) 
3,850円
参考コスト合計金額
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