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元銀行マン醸造家・福島有造さんが見つけた新たな生き方
2017年に「有機の里小川ワイン特区」として、国から認定を受けた埼玉県・小川町。もともと小川町産のぶどうは委託によるワイン製造が許可されていたのですが、これにより、小規模でも小川町でのワイン製造が可能になりました。この地でぶどうの栽培から醸造まで手がける「武蔵ワイナリー」を営む福島有造さんは、実は元銀行マン。未経験の全く異なる世界に飛び込んだきっかけ、そして現在のワイン作りへの取り組みについて、じっくりとお話を伺いました。
全く縁のなかった農業への転身
大学時代は工学部に在籍していたにもかかわらず、卒業後はずっと興味があった金融の世界に足を踏み入れたという福島さん。銀行勤めはトータル9年半。退社後は会社を立ち上げ、リゾートマンションの投資に着手したものの、数年後に撤退。次に進むべき新たな道を考えたときに、頭をよぎったのが農業でした。
「新しい事業を始めるにあたって、まず『今、世の中で捨てられた産業は何だろう?』と考えました。耕作放棄地であれば、おそらくタダ同然で貸してもらえる。そこで農業を始めればリスクはほぼ出ずに、収益が生みやすくなるはず。銀行員時代に得た、投資の利回りに関しての知識がここで役に立ちました」。
有機農業がさかんな小川町との出会い
農業での成功事例を調べていくうちに見えてきたのが、1次産業である農業に2次産業の加工と3次産業の販売を連携させた「6次産業」。摘み取り園、観光などを組み込んで、農産物を「売る」より「体験する」場所にしていく形でした。
「お客さんがアクセスしやすい立地のいい場所に、新規参入することはなかなか難しいのが現実。場所選びで思い悩んでいたとき、とあることがきっかけで有機農業の第一人者である金子美登さんがいらっしゃる埼玉県の小川町を見つけました。今は農薬や肥料を使う慣行農法が世の主流なのですが、有機農業はそれとは真逆。完全無農薬で農作物を作る方法です。食の安全性が叫ばれる今、家族だけでなく、誰に対しても心から安心して食べてもらえるものを作りたい。そんな私の思いに、有機農業に力を入れている小川町なら、しっかりと寄り添ってくれると感じました」。
「最高のワイン」のためのぶどう作りを
小川町は有機農業のほか、酒蔵が3軒もあり、実は酒造りもさかんな町としても知られています。6次産業を前提にしていたことに加え、もともとお酒が好きだったこともあり、ワイナリーを立ち上げる決断を下すのにそう時間はかかりませんでした。今では町の酒蔵「武蔵鶴」の杜氏を務めるまでになった福島さんですが、開業を目指す過程では、農業研修と並行して町内の酒蔵にも出入りし、様々な技術を学んだと言います。
「ひと通りの研修を終え、次に私に課せられたのは『最高のぶどうを作ること』でした。醸造家の間で『ワインの80%はぶどうで決まる』と言われているほど、ぶどう作りは最重要。ただ高温多湿の日本ではワイン用のぶどうを無農薬、無肥料で育てるのは至難の業なのです。試行錯誤の結果、ぶどう栽培にとって最大の敵である雨は、ぶどう棚に独自の雨よけを設置することで回避。害虫は1匹1匹、手を使っての駆除を試みました。かなりの時間と手間はかかりましたが、その甲斐あって、たわわに実った力強いぶどうを手にすることができたんです」。
完全無農薬のワインは揺るぎない自信作
福島さんの運営する「武蔵ワイナリー」で作られるぶどうは、現在、小公子、ヤマ・ソービニオン、メルローといった9種がメイン。8月から10月にかけて収穫され、一次発酵、二次発酵を経て、早いものだと4ヶ月でワインとして世に出されるとのこと。熟成が短いものは発泡性があって飲みやすいという特徴がありますが、2年以上、じっくりと寝かせたワインは、よりまろやかな味わいを楽しむことができます。
「うちのワインは作る過程で『何もしないこと』が一番の特徴。添加物はおろか、酵母を加えることもしていません。圧搾や発酵のタイミングはこちらで判断しますが、あとはぶどうそのものにしっかりと働いてもらうだけ。世界中、どこに出しても誇れる、安心安全で質の高いワインは、このこだわりあってのものです」。
有機ワインを通して小川町の飛躍を願う
福島さんの次なる狙いは「小川町のさらなる活性化」。有機農業に取り組む小川町をもっと多くの人々に認知してもらうのが目標だそう。
「まずは『有機の里小川ワイン特区』に認定されたことを強みに、今以上に有機ワインの産地というイメージを広めていきたいです。また町内はもちろん、近隣の町でもオーガニックな物作りに力を入れているところが多いので、私のワインがきっかけで食の安全を意識する方が増えて、まだ知られていない小川町産の食品にも注目していただけたら。この夏から、武蔵ワイナリーではレンタカーのサービスを開始し、観光地としても町を盛り上げている真っ最中です。これから先、さらに小川町から世の中に様々なものを送り出せるようになったらうれしいですね」。
並々ならぬ努力を物ともせず、地域に溶け込み、10年もの間、真摯にワイン作りに向き合ってきた福島さんの表情は、とても穏やかで幸せにあふれていました。新しい働き方が模索される今、福島さんの選択はひとつのヒントになるのではないでしょうか。
福島さんのこだわりと情熱が注がれた完全無農薬ワインは武蔵ワイナリー現地ほかインターネットでも購入することができます。
Words: Kumiko Nozaki
Photos: Yumi Nakano
2021/7/25
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武蔵ワイナリー
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埼玉県比企郡小川町高谷104-1
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0493-81-6344
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https://www.musashiwinery.com/
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営業時間 10:00-17:00
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小川ヤマ・ソービニオン Blanc de Noris(ブラン ド ノワール) 2019 Oak ※武蔵ワイナリーのワインの1例。
ワインの品揃え(在庫)は日々変動します。 最新のワインの取り扱い、在庫状況は 武蔵ワイナリーのHPをご確認いただくか 電話でお問い合せください。 ※送料別途 ※購入金額に応じて、送料無料 |
5,500円 |
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参考コスト合計金額 |
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