温泉地として知られる湯河原は、明治時代以降、夏目漱石、与謝野晶子、島崎藤村など多くの文豪にこよなく愛されてきた街でもあります。「THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA」は、「書く」ことにゆかりのある湯河原の地で、小説や漫画の執筆、読書に没頭できる宿泊をコンセプトに掲げるユニークな温泉宿。中でも一番人気だという、1泊の原稿執筆パックを実際に体験してみました。

リニューアルで新たに加わった贅沢な空間

湯河原駅からタクシーもしくはバスで10分ほどの小高い場所に位置する「THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA」は、2023年12月にリニューアルオープンしたばかり。入口では、インクの顔料をイメージしたカラフルなボトルがお出迎えしてくれます。

改装後は新たに、予約制の日帰り温泉機能が加わり、「湯河原温泉 おふろcafé HITOMA」という名で施設内のラウンジエリアを開放。宿泊される方はもちろんのこと、日帰りで予約された方も、入浴の前後に読書や執筆の時間を過ごすことができるそう。

常時ゆったりとした時間が流れるラウンジエリアは、小説や実用書、雑誌、漫画などが陳列されており、自由に手にとって読むことができる空間に。ドリンクバーも併設され、珈琲や紅茶も一緒に楽しめます。

集中して作業や本に向き合うことができるよう、一つひとつの席が独立している設計もうれしいポイント。気になるエッセイを見つけて読み始めたら、あっという間に時間が過ぎていました。

「観光地の賑わいというより、ゆっくりと自分自身と向き合う時間を過ごしていただけるような場所なので、小説を書いている方、漫画を描いている方、お仕事に集中したい方、読書好きな方向けに作業や読書に没頭できるような場所をご提供しています。どのお客さまも共通して、周辺の観光というよりは作業をしに来ている方が多いです」（支配人・山﨑さん）

滞在中に9色の原料の組み合わせにより計900通り以上の色のインクを作ることができるオリジナルインク作り体験も可能。美しいガラスペンと色とりどりの紙に、自分で混ぜ合わせたオリジナルカラーのインクで文字を書く。新たな「書く」楽しみを実感できるはずです。

執筆もくつろぎも叶える客室

客室は、予約時にプランを選択後、和室かクリエイターズルームかを選びます。

和室には座布団の代わりにビーズソファが設置されているので、好きな姿勢でくつろいだり、読書を楽しんだりすることができます。テレビや冷蔵庫、ドライヤーも設置されており、通常の旅館と同じように過ごせる快適なお部屋です。

こちらはリニューアル後に新設された1人利用向けのクリエイターズルーム。ベッド、ソファ、デスクがそろったシンプルでちょうどよい空間。執筆や創作活動に没頭できるように、テレビは置かれていません。

まさに集中力を高めてくれそうな客室です。パソコンやスマートフォンで文字をタイプすることが当たり前になった時代ではありますが、せっかく湯河原に宿泊するなら、ノートに思い浮かんだ言葉や想いを書き綴ってみてはいかがでしょうか。

湯河原の天然温泉で疲れを癒す

日本最古の歌集「万葉集」の中でも詠まれたと言われる古湯・湯河原温泉。「THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA」の温泉は源泉100%かけ流し。泉質は弱アルカリ泉カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉ナトリウム・カルシウム塩化物泉です。

壁に描かれた富士山と桜を眺めながら、ゆっくりと温泉に浸かれば、体もほぐれ、しばし時間を忘れてしまいます。宿泊される方は16:00〜翌8:00まで、日帰りの方は午前の部（11:00～15:00）か午後の部（15:00～18:00）のいずれかで利用可能。夜の執筆が煮詰まったら温泉でリフレッシュ、という使い方もよさそうです。

湯河原の食材をたっぷり楽しめる食事

1泊3食付きという珍しいスタイルは、チェックアウト後もゆっくりと執筆の時間を楽しんでもらうため。食事は、ラウンジとつながっているダイニングエリアでいただきます。

この日の夕食は、湯河原のお隣、真鶴の海で獲れたアジのフライと白身魚のフライ定食。タレや塩で味を変えながら、サクサクの食感を楽しめました。せっかくなので、地域限定のクラフトチューハイもいただきほろ酔いに。湯上がりのデザートとして話題を集めるミルクチーズケーキは、優しい甘さが口の中に広がります。

翌朝は、真鶴で獲れたアジのひらき、湯河原で有名な豆腐・生ゆば「十二庵」の汲み上げ湯葉、おばんざいの小鉢、卵かけご飯。朝からたくさんの食材を少しずつ楽しめる、充実の和朝食でした。

ラストの昼食に待っていたのは、地元の鯛や牛しぐれ煮を使った出汁茶漬け。10時のチェックアウト後から昼食までは、ラウンジスペースで自由に過ごすことができます。筆者は、青々とした緑が見える席で、締め切りが迫る原稿と向き合うことに。天然温泉で体も軽くなり、おいしいご飯でお腹も満たされた状態だからか、心地よい眠気も感じながら、快適に過ごすことができました。

「書く」ことへの没頭はもちろんのこと、自分と向き合う時間、くつろぎの環境が設計された温泉宿。一人での宿泊も、気を許せる友人や家族との宿泊にもおすすめです。文豪に愛された街・湯河原だからこそ感じられる、ゆったりとした贅沢な時間の流れをお楽しみください。

Words: Satoko Muroga
Photos: Mizuki Matsuda

2024/4/27

＜ストーリーに関するご留意事項＞

ストーリーは、BANKアプリ限定貯蓄預金（The Savings） の目標設定を具体的にイメージするための情報提供を目的として委託先が作成した記事に、あおぞら銀行がVisaデビットの利用促進のためのサービス紹介などを追加したものであり、掲載の商品・サービスの誘引が目的ではありません。また、掲載内容は、作成時点における委託先における意見・見解が含まれるもので、個社・個別の商品・サービスを推奨・保証するものではありません。ストーリー内記載のコストは参考値であり、その他諸費用がかかる場合があります。特段の記載のない限り、ストーリー内記載のコストは税込価格とし、税率は10％（軽減税率適用商品は8％）とします。ただし、イートイン・テイクアウトで税率が変わる商品もありますので、詳しくは直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。各種割引、キャッシュバックなどは含まれていません。

情報の正確性、完全性、信頼性、適切性等に加え、配信時点で当該商品・サービスが存在すること、お客さまの購入・利用の可能性、価格および掲載企業（人）の内容に関し、あおぞら銀行は一切保証するものでありません。併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、予告なく変更または終了する場合があります。詳細については必ずリンク先のあおぞら銀行HPをご確認ください。また、投資勧誘や特定銘柄の推奨を目的とするものではありません。掲載情報に基づき行ったお客さまの行為および結果等について、あおぞら銀行は一切の責任を負いません。

掲載画像はイメージであり、実物の商品やサービスなどと異なる場合があります。

掲載の商品・サービスに関するお問い合わせは、あおぞら銀行窓口・コールセンターではお受けできません。直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。

BANKアプリ限定貯蓄預金（The Savings）はBANKアプリのみで提供されるサービスです。

BANKアプリ限定貯蓄預金（The Savings）およびBANKアプリ、および併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、あおぞらホームコール(0120-250-399)にお問い合わせください。