まさか「開いた口がずっと塞がらない」体験を、美容室でする日が来ようとは。訪れたのは、ヘアサロン界のサードウェーブとも呼ばれる美容室「Epo Hair Studio」。
その店は、代々木公園駅からすぐの場所に、およそ美容室とは思えない趣で佇んでいました。

ここは本当に美容室なのか？

店の外から見えるのはウィスキーの蒸溜所にあるような銀色の物体。恐る恐る扉を開けると、野山の香りが鼻孔を吹き抜けました。美容室特有のツンとした香りがしません......。

そして、隣の部屋では注射器のような物体に何かを詰める研究員（？）らしき姿。籠の中にはこの世の春とばかりに美声を響かせるカナリア。ポップに輝くアメリカンなネオンサイン。

訪れる店を間違えたのでは。不安になっていると、研究員（？）の一人が、フレンドリーな笑顔で喋りかけてきました。
「お待ちしておりました。まずは一緒にサロン内ツアーをしましょう。初めてのお客様をいつもご案内しているんですよ」

野山でシャンプーの素材となる植物を探す

この摩訶不思議な美容室は、「Factory（工場）」「Labo（研究所）」「Salon（サロン）」の3ゾーンから構成されていました。普通の美容室と異なるのは、ビジュアルだけではありません。
「私たち美容師の仕事は、山でのフィールドワークから始まります」。研究員、もとい美容師の内藤沙織さんに導かれるまま再び店外へ出ると、そこにはローズマリーやラベンダー、桜や山椒など、さまざまな乾燥植物が眠る箱の山が。

なんと、店で使うシャンプーやエッセンシャルオイルの素材となる植物を、スタッフみんなで山に入り収集しているのだとか。その多くは信頼できる生産者から買い付けていますが、手に入らないもの、新たに試してみたい植物は、自ら探しに行く主義なのです。

「納得できるプロダクトがないなら、自分たちで作ればいいんじゃない！　というのが約20年間アメリカのサロンで経験を積んだオーナーの信条で。最初は私もびっくりしました。麓（ふもと）だけかな？　と思いきや、ガイドを付けて２時間くらい登山して素材を探しています」

水蒸気蒸留機でエッセンシャルオイルを精製

野山で収集した植物は水蒸気蒸留機にかけてエッセンシャルオイルを精製します。
蒸留の副産物であるハーバルウォーターは、植物のパワーがつまった精製蒸留水。贅沢なことに、ヘアカット前には自作（！）のエアーコンプレッサーでこの水を霧吹きして髪を濡らしています。すると、髪は化粧水をつけたように潤います。

また、殺菌効果があると言われるヒバ（檜葉）のハーバルウォーターは店の前で、地域の人々に無料提供しています。もはやこれだけをいただきに代々木上原に立ち寄りたいくらいです。

毎朝Laboで作る生シャンプー&コンディショナー

「当日の予約の状況を見ながら、その日使用する分のシャンプーとコンディショナーをこの部屋で作っています」
もう驚かないぞと覚悟した次の瞬間、通されたLabo（研究所）で、さっそく驚きました。そこにはあまたハーブの瓶。冷蔵庫の中には70種類ものエッセンシャルオイルがズラリ。

「専属アロマリストが、蒸留器で搾油したエキストラバージンオイルをベースに、季節に合わせたエッセンシャルオイルをブレンドしてオリジナルのシャンプー＆コンディショナーを作っているんです」

防腐剤や人工香料は一切使わず、その日の分だけ注射器型のパッケージにつめこんだシャンプー＆コンディショナーを「Epo Hair Studio」では生シャンプー＆生コンディショナーと呼んでいます。

「季節ごとに違う香りを楽しんでもらいたくて、植物の香りとブレンドは毎月更新しています。最近はリモートワークのストレスを香りで癒したいお客さまが多くいらっしゃいます」
パーマやカラー剤など、美容室ではケミカルな薬剤は避けられないもの。ケミカルであっても上質なものは使い、それらをどう自然の力で軽減していくか。オーガニックにこだわりすぎることなく、ケミカルとハーブの"いいとこ取り"をするハイブリッドスタイルです。

夢心地のヘッドスパを体験

サロンツアー後、いよいよ予約していた「フィールドラボ オイルヘッドスパ」を体験することに。施術だけでしっかり60分間の極楽タイムのスタートです。
まずは鏡の前で、カウンセリング。「頭皮が乾燥して少し赤くなっていますね。疲れも深刻で、こっています。」
どうしてこんなになるまで身体の悲鳴に耳を傾けなかったのか。自分の頭皮に謝りたくなりました。

筆者がうなだれた頭を上げると、目の前には6種類のエッセンシャルオイルと、ハーブパウダーがズラリ。
「実際に鼻を近づけてピンときたもの＝その時身体が求めている効能の香りを選んでみてください」と内藤さん。
頭皮の状態も考慮しながら香りを決めたら、個室へ移動しました。そこは、先程選んだエッセンシャルオイルの香りで満たされていました。

ハーブパウダーを混ぜ込んだマッサージクリームでしっかり1時間、頭と首筋をゴッドハンドでマッサージしてもらいました。あまりに気持ちよくて、放心状態となった筆者。

仕上げは低周波ブラシ。ハーブのみで作られた頭皮用の美容液を頭皮に浸透させていきます。施術後には、頭皮の上のブヨブヨと赤みは姿を消し、視界がクリアに。顔がリフトアップし、目が大きくなっていてドキドキしました。（※ライター個人の感想です。効果の感じ方には個人差があります）

ほかにもある！独創的な癒やしの施術

ヘッドスパ以外にも、Epo Hair Studioだからこそ実現できるユニークな施術があります。
たとえば「ローズ コンブチャ ファーメントトリートメント」（薔薇のコンブチャ菌発酵トリートメント）は、植物を特別なコンブチャで発酵させ、コンブチャ菌の力で髪にいいアミノ酸を培養したトリートメントだそう。

下の写真「ハーバルレアケーキ」は、ヘアカラーによる地肌への負担を軽減するトリートメント。自家製ハーブパウダーが、スクラブ効果でカラー剤の染料をキレイに除去してくれます。

夢心地を引き釣りながら美容室を後にしようとする筆者に、内藤さんがプチギフトを渡してくれました。

「フィールドラボ オイルヘッドスパを受けた方には、入浴剤としても使える手作りのハーブボールと、マスクにもぴったりのエッセンシャルオイルのフレグランスをプレゼントしています」。帰宅後もギフトの香りがスイッチとなり、この日の心地よさを思い出せるというわけです。

「納得いくものがなければ、自分たちで作ればいい」。
Epo Hair Studioは、どこまでも独創的な発明家であり、粘り強い探求者。"ヘアサロン界のサードウェーブ"の異名は伊達ではありません。

Words: Riyua Joe（mogShore）　Photos: Takahiro Okamoto

2021/2/12

＜ストーリーに関するご留意事項＞

ストーリーは、BANK The Savings の目標設定を具体的にイメージするための情報提供を目的として委託先が作成した記事に、あおぞら銀行がVisaデビットの利用促進のためのサービス紹介などを追加したものであり、掲載の商品・サービスの誘引が目的ではありません。また、掲載内容は、作成時点における委託先における意見・見解が含まれるもので、個社・個別の商品・サービスを推奨・保証するものではありません。ストーリー内記載のコストは参考値であり、その他諸費用がかかる場合があります。特段の記載のない限り、ストーリー内記載のコストは税込価格とし、税率は10％（軽減税率適用商品は8％）とします。ただし、イートイン・テイクアウトで税率が変わる商品もありますので、詳しくは直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。各種割引、キャッシュバックなどは含まれていません。

情報の正確性、完全性、信頼性、適切性等に加え、配信時点で当該商品・サービスが存在すること、お客さまの購入・利用の可能性、価格および掲載企業（人）の内容に関し、あおぞら銀行は一切保証するものでありません。併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、予告なく変更または終了する場合があります。詳細については必ずリンク先のあおぞら銀行HPをご確認ください。また、投資勧誘や特定銘柄の推奨を目的とするものではありません。掲載情報に基づき行ったお客さまの行為および結果等について、あおぞら銀行は一切の責任を負いません。

掲載画像はイメージであり、実物の商品やサービスなどと異なる場合があります。

掲載の商品・サービスに関するお問い合わせは、あおぞら銀行窓口・コールセンターではお受けできません。直接商品・サービスの取扱業者にお問い合わせください。

BANK The SavingsはBANKアプリのみで提供されるサービスです。

BANK The SavingsおよびBANKアプリ、および併せてご紹介するVisaデビットに係る優待サービスやキャッシュバックについては、あおぞらホームコール(0120-250-399)にお問い合わせください。