ダイバーシティ&インクルージョンの向上に向けた取り組み

全てのお客さまにご利用いただけるサービスの提供、多様な価値観を尊重した働きやすい職場づくりなど、企業活動に関わる全てのステークホルダーと今後も中長期的な関係を築いていくため、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みをさらに推進してまいります。

ダイバーシティ&インクルージョンの推進と働きやすい職場づくり

当行グループは、多種多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる組織の構築を目指すとともに、従業員の多様で柔軟な働き方を支援し、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を通じた企業価値の向上に取り組んでおります。

中核人材の登用等における多様性の確保について

当行は従来から性別や国籍に関係なく、能力や実績を重視する人物本位の人材登用を実施しております。当行グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現させるためには、多様な視点や価値観を尊重することが重要と考え、経験・技能・キャリアが異なる人材を積極的に採用しつつ、多様な人材が活躍できる職場環境を整備します。特に経営の中枢を担う管理職層においても、多様性の確保が重要との認識のもと、女性・外国人・中途採用者の管理職比率に目標を設定しております。

障がい者の方が安心して働ける職場づくり

当行グループでは、障がい者の方が安心して働ける職場づくりに取り組んでおります。
昨年度は、執行役員を対象とした「聴覚障がいへの理解を深める会」を実施し、聴覚障がいを理解するための疑似体験や手話によるコミュニケーションを行いました。また、障がい者の方から寄せられた意見をもとに、音声認識によって会話をリアルタイムで文字化し、スマートフォンやPCに字幕表示をすることができるアプリ「UDトークⓇ」を導入いたしました。2021年4月には、手話を誰でも気軽に楽しく学べる場として「手話サークル」を創設いたしました。今後も障がい者の方が働きやすい職場づくりに向けたさまざまな取り組みを続けてまいります。

障がい者の方が安心して働ける職場づくりについての画像
  • 左:聴覚障がいへの理解を深める会/
    右:手話サークル

コミュニケーション活性化の取り組み

グループ全体でのコミュニケーション活性化の一環として、経営陣と従業員が直接対話を行う「スモールミーティング」を継続的に開催しています。オンライン会議形式での開催が中心となった2020年度は、延べ2,049名の従業員が参加し、「ニューノーマルにおけるコミュニケーションの活性化」などをテーマに活発な議論が行われました。2021年度は、従業員からテーマを募集し、従業員自身がファシリテーターを務める形式での開催も開始しております。さまざまな部署や年齢の従業員が参加するスモールミーティングでの意見交換を通じて、部門横断的なコ・ワークの取り組みを推進してまいります。

働きやすさの向上に向けた取り組み

一人ひとりの多様な働き方を尊重し、従業員が安心して働くことができる環境を整えるため、さまざまなサポート制度を導入し、従業員のワークライフバランスの実現を支援しております。

全てのお客さまにご利用いただけるサービスの拡充

リテール店舗における取組み/サービス

COMUOON(コミューン)

シニア層のお客さまや聴覚に障がいのあるお客さまが店頭に来店された際に、ご希望のお取引や手続きを円滑にお伝えいただくためのサポートツールとして、話す側の声を明瞭にし、聴く側の聴こえを改善する卓上型対話支援システム「COMUOON®(コミューン)」を全店舗に導入しております。

COMUOON(コミューン)についての画像

手話通訳リレーサービス

耳や言葉が不自由なお客さまに対してキャッシュカード等の喪失に関する手続きの受付を行う「あおぞら銀行手話通訳リレーサービス」を導入しております。
本サービスは、手話通訳によるコールセンター業務の運営を行う株式会社プラスヴォイス(以下、「プラスヴォイス」)が提供するサービスを利用するもので、スマートフォンやタブレット端末を用いてお客さまが申し出た当行キャッシュカード・通帳・証書・印章の喪失等を、プラスヴォイスの通訳者がテレビ電話を通じて手話や筆談にて受け付け、その内容を当行コールセンターのオペレーターに音声電話でリアルタイムに通訳するサービスです。

手話通訳リレーサービスについての画像

その他の取組み

ご希望のお取引を円滑にお伝えいただくために、コミュニケーションボードや筆談機などのサポートツールを設置しています。足の不自由なお客さまやご高齢のお客さま等にも安心してご利用いただけるよう、車椅子を全店舗に設置しております。また、全リテール営業員が「認知症サポーター」として、認知症の正しい知識や特有の言動を理解、適切な対応を学んでおります。