リスク管理
基本方針
当行グループではリスク管理を価値創造プロセスを支える重要な基盤と位置付けており、個別および総体としてリスクの適切な把握・管理をする体制の整備や、リスクカテゴリー毎に定める規定に基づく適切で規律ある管理を通じて、リスク管理の高度化を図っています。
経営資源の効率的な管理活用と健全なリスクテイクを通じ、持続的かつ安定的な収益の積み上げ、自己資本充実と企業成長の実現を基本方針として、当行グループの経営理念「新たな金融の付加価値を創造し、社会の発展に貢献する」を実現していきます。
管理体制
当行グループのリスク管理体制は、取締役会および社外取締役が過半数を占めるリスクガバナンス委員会による監督と、マネジメントコミッティーやマネジメントコミッティーから権限委譲された各種委員会による執行に大別されます。マネジメントコミッティーおよび各種委員会は、投融資の取り組みやお客さまへのサービスの提供ならびに業務運営に際して発生する様々なリスクについて、多面的に分析・検討します。また、各リスク管理部署は、定期的および必要に応じて、当行グループにおけるリスクの状況に関するモニタリング・報告をマネジメントコミッティーや各種委員会に行い、機動的かつ適切なリスク管理を行っています。更にリスクの状況は取締役会およびリスクガバナンス委員会に、定期的および必要に応じて随時報告され、リスク管理の適切性や実効性が審議されることでリスクガバナンスの有効性を確保しています。
リスク管理体制


- 2025年7月1日付で監査コンプライアンス委員会からリスクガバナンス委員会に改組
- 2025年7月1日付で顧客保護委員会からカスタマーコミッティーに改組
トップリスク
当行グループは、以下のトップリスクを踏まえてリスクアペタイトや業務運営計画策定の議論を行い、リスク管理の高度化に取り組んでいます。
- 与信費用の増加
- 保有有価証券の評価損益の悪化
- 調達の不安定化
- サイバー攻撃、システム障害等の危機発生
- 大規模災害等の危機発生
- 社会構造・産業構造の変化に伴う競争力の低下
- 金融犯罪への対応不備、内部不正や不祥事の発生
- 人材リソースのサステナビリティ
トップリスクの詳細は統合報告書2025 資料編 P16をご参照ください。
(2025年7月時点)