リスク管理
基本方針
当行グループは、リスク管理を価値創造プロセスを支える基盤と位置づけており、きわめて重要と認識しています。経営資源の効率的な管理活用と健全なリスクテイクを通じ、持続的かつ安定的な収益の積み上げ、自己資本充実と企業成長の実現を基本方針として、当行グループの経営理念「新たな金融の付加価値を創造し、社会の発展に貢献する」を実現していきます。
基本方針のもと、個別および総体としてリスクの適切な把握・管理をする体制の整備や、リスクカテゴリー毎に定める規定に基づく適切で規律ある管理を通じて、リスク管理の高度化を図っています。
管理体制
当行グループのリスク管理体制は、取締役会および社外取締役のみで構成された監査コンプライアンス委員会と、執行サイドによるマネジメントコミッティーやマネジメントコミッティーから権限委譲された各種委員会のもとでの体制に大別されます。業務運営については、マネジメントコミッティーおよび各種委員会において、投融資の取り組みやお客さまへのサービスの提供ならびに業務運営に際して発生する様々なリスクについて、多面的に分析・検討します。また、定期的、かつ必要な際には随時、リスクの状況に関するモニタリング・報告が各リスク管理部署からマネジメントコミッティーや各種委員会に行われ、機動的に適切な対応を行っています。更にリスクの状況は取締役会および監査コンプライアンス委員会に定期的に報告され、リスク管理の適切性や実効性が審議されることでリスクガバナンスの有効性を確保しています。
リスク管理体制図
トップリスク
2024年度の業務運営において、当行グループを取り巻く環境が与える多くのリスクファクターのうち、以下の項目を当行グループのトップリスクとして認識しています。当行グループは、トップリスクを踏まえてリスクアペタイトや業務運営計画策定の議論を行い、リスク管理の高度化に取り組んでいます。
トップリスク項目/リスクの内容の要約 |
対応策 |
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与信費用の増加
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保有有価証券の評価損益の悪化
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調達の不安定化
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サイバー攻撃、システム障害等の危機発生
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大規模災害等の危機発生
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社会構造・産業構造の変化に伴う競争力の低下
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金融犯罪への対応不備、内部不正や情報漏洩の発生
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人材リソースのサステナビリティ
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