2024年5月24日

「24年ぶり新紙幣」#9

2024年7月3日、新しい紙幣(日本銀行券:1万円、5千円、千円の3券種)が発行されます。
今回の改刷の主な目的は偽札の防止です。
これまでよりも精細な透かし模やストライプ型の3Dホログラムなど、最先端の偽造防止技術が追加されます。
日本が150年以上にわたり培った偽造防止技術の結晶をこの機会に身近に感じてみるのはいかがでしょうか。
筆者も数年前に国立印刷局や造幣局を見学したことがありますが、お札が積み木のように積層されており、いつも使っているお金として感じることができませんでした(笑)

一般的に、お札の寿命は一万円札は4-5年、千円札は2-3年などといわれています。
古くなった紙幣は印刷局で回収し、トイレットペーパーや段ボールになっています。
みなさん知っていましたか??
(新たな紙幣が使われ始めても、旧紙幣は引き続き使うことができます)

「日本銀行券特設サイト(出典:国立印刷局)」のリンクはこちら(外部サイトへ遷移します)

新しいお札が発行される経済効果は?

個人的には、キャッシュレス社会が発展していく中でどれだけ現金が必要なのか疑問はありますが、(1円玉を作るコストは1円以上かかるので作れば作るほど赤字になるといいます)ATMや自動販売機、発券機、セルフレジなどの刷新で数兆円~数十兆円の効果が期待できるそうです。

また、別の側面での効果も期待できるのではないでしょうか。
例えば、総額50兆円ともいわれるタンス預金のあぶり出しや、上記で挙げた機器の刷新に伴うコストを企業に負担させて、キャッシュレス化を加速させる狙いもあるのではないでしょうか。

ちなみに、新たに肖像になるのは以下のえらい人たちです。
周りの知人にクイズを出してちょいドヤ顔してみてはいかがでしょうか(笑)

新一万円札・・表面には、生涯に約500もの企業の設立などに関わったといわれ、実業界で活躍した渋沢栄一(しぶさわ・えいいち)。
裏面には、「赤レンガ駅舎」として親しまれた歴史的建造物(重要文化財)の東京駅(丸の内駅舎)を描いています。

新五千円札・・表面には、女子英学塾(現:津田塾大学)を創設するなど、近代的な女子高等教育に尽力した津田梅子(つだ・うめこ)。
裏面には、古事記や万葉集にも登場し、古くから親しまれている花「フジ(藤)」が描かれています。

新千円札・・表面には、破傷風血清療法の確立、ペスト菌の発見のほか、伝染病研究所、北里研究所を創立し後進の育成にも尽力した北里柴三郎(きたさと・しばさぶろう)。
裏面には、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の代表作で知名度も高く、世界の芸術家に影響を与えた「富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)」を描いています。

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