2025年2月21日
「脱・投資初心者」 #47
今年こそはNISAで投資を始めようと思っている方、始めたけれどなかなか思うようにいかず悩んでいる方、さまざまだと思います。
私も投資を始めたばかりの頃は、上手くいかない時期がありました。
当時、私は、周りの先輩投資家の方々に、いろいろと聞いて学びました。
投資初心者は、以下の2つのことを習得することで、少なくとも今より、一つ上の投資家になれるのではないでしょうか。
それが、「損切り」と「買い増し」の方法です。
今回はこの2つについて、「投資初心者」だった私と「成功者」との違いを書いてみたいと思います。
【損切りについて】
当時の私は、大きな勘違いをしていました。
例えば、ある商品を買った後に価格が下がり含み損になっているのに「今の価格は安すぎる」「いつか戻るだろう」と主観(楽観)してしまい、むしろ安くなったところでナンピン買いをしていました。
しかし、このケースだと明らかに「損切り」が選択肢として優先されるべきです。
何故なら・・・
下がっていることには理由があります。
もちろん、理由が明確な場合もあれば、業績に関係のないネガティブなニュースや相場全体に連れ安している場合もあります。
ただし、本当に悪い事象があることに自分が気づいていない、深刻に捉えていないというケースが殆どです。
そのようなものをいつまでも持っていると、その間に多くの人がネガティブな情報に気づいて売却→価格はどんどん下がっていきます。
そして、自分が気づいた時にはもう下がりきって手遅れの状態になってしまいます。
そうならないためにも、まずは「損切り」を選択肢に入れておきましょう。
経験で養っていく部分もありますが、「なんとなくヤバそう」と感じたら、一旦売却して冷静になって様子を見ることを心掛けましょう。
自分が買った価格にこだわっていると、その資金で別のより良いものを買う機会も逃してしまいます。
人間は誰もが損をしたくないと考えます。
「持っていればいつか戻る」と楽観視することが落とし穴になってしまうのです。
もし自分のポートフォリオに含み損の商品が多くあるという人は、この機会に投資方法を見直してみると良いかもしれません。
投資には必ず失敗があります。
まずは、そのことを大前提にして考えるようにしましょう。
【買い増しについて】
買い増しとは、価格が上がっている時にさらに買うという行為です。
投資商品を買う時に少しでも安く買った方が良いと考えて、下落トレンドにあるものに手を出してしまったことはありませんか?
しかしながら、前述と同様、下落しているということは何か問題を抱えている可能性があるということです。
反対に、自分の買った商品の価格が上がって、「さらに上がる」と考えているのに購入単価を上げたくないとの理由で買い増しができないことがあります。
これからも上がるのであれば、できるだけ早い段階でたくさん買っておいた方が良いと頭では分かっているのに、気持ち的に買い増しすることができないのです。
まずは、この事象を自分の中で消化しておくことが、今後のいい買い増しにつながるのではないでしょうか。
誰もが最初は投資初心者であり、最初から上手くいくわけはありません。
少しずつ学んで経験を積みながら、成功する投資家を一緒に目指していきましょう。
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