「心配の本質」 「心配の本質」
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2025年2月14日

「心配の本質」 #46

現代は「不安の時代」であるといいます。
急速な環境変化(デジタルメディアの発展など)で精神的な病気を抱えている人が増え、特に「漠然とした不安」を感じている人も多いのではないでしょうか。
ドラッグやアルコールなどの依存症よりも、多くの人が不安を感じて悩んでいる現実があります。

漠然とした不安

漠然とした不安

しかしながら、不安があるからこそ危険や不都合な事態を予測・予見し、それに備えて準備して対処することができるともいえます。
人類はその能力のおかげで生存確率を高め、これまで種をつないで生きてきました。
不安になりやすい人、敏感な不安センサーを持っている人は、ある意味とても優れた生存のための武器をもっているのだと思います。

ただ問題なのは、不安センサーの感度が高まりすぎて、やるべきこともできなくなってしまうなど、過度に心配性になることです。
余計な感情が邪魔をすることで現実と向き合えなくなってしまいます。
不安を感じても、「人間はそういう生き物だから」と割り切って流すようにすることができればいいのかもしれません。

ちなみにある研究では、心配事のうち約●%が現実には起こらないことが明らかになっています。
この可能性どのくらいだと思いますか?

実は、80%の心配事は実際には起こらない。

実は、80%の心配事は実際には起こらない。

実は、「80%の心配事は実際には起こらない」という結果です。
さらに、残りの20%のうち大半は、事前の準備があれば対応できることも判明しています。そうすると、心配事が実際に顕在化するのはわずかほんの数%にすぎないということになります。
これを聞くと、ほとんどの不安は気にしなくても大丈夫!といえるのではないでしょうか。

悩み事の多くは、結果そのものというよりも、「問題をどう解決するか」という過程に対する悩みであると考えられます。
結果を変えることができないと考える人ほど、解決策に対して否定的な見方をする傾向があります。
このような思考回路にある人は、どんな方法をとってもうまくいかないと考えてしまい、想定に無い出来事が起こらない限り悩み続けてしまいます。

何事も前向きにとらえる意識を持って「案ずるより産むが易し」の精神で臨むように心掛けましょう。
不安を理由に行動を控えるよりも、不安というものを理解したうえで、うまく自分を鼓舞するためのエネルギーとして活用していきましょう。
不安を含め、人が余計なことを考えてしまうのは目の前のものに集中できていないからです。
たいていのことは、悩むだけ無駄な気すらしてきます。
目の前のことに集中して取り組むことで、今まで見えていなかったものが見えてくるかもしれません。

見えていなかったものが見えてくる?

見えていなかったものが見えてくる?

みなさんはこれまで不安で億劫で諦めてきたことはありませんか?
まずは一歩ずつでも自分で実際に体験してみて、ゆっくりと考えながら進みましょう。

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