2025年2月7日
「節分天井は本当か」 #45
みなさんは豆まきしましたか?
節分に豆をまく時は、大豆を使います。
ではなぜ、「大豆」なのでしょうか?
他の豆でも良さそうな気もしますが。
節分に大豆を使う理由は諸説ありますが、「後片付けが楽」、その他にも「下に落ちても殻をむいて食べるので衛生的」という理由があるようです。
この一年間メルマガのネタを探しながら過ごすことで、また1つ豆知識が増えました。
さて、2月は節分やバレンタインとイベントもさまざまありますが、投資の世界ではどうでしょうか。
2月のアノマリーとして有名な「節分天井・彼岸底」は本当なのでしょうか。
2月の節分の頃に相場は天井を付け、お彼岸の3月中旬に向けて下落していく、というものです。
もともとは、日本の米相場から言い伝えられてきた相場格言といいます。
では、実際に日本の株式市場を例にして、節分の時期(2月3日)に天井(ピーク)をつけ、春の彼岸の頃(3月20日)に底を打ったのか(下げ止まり)を見てみましょう。
下の表は、過去10年間の節分の日と、春の彼岸(春分の日の前営業日)の日経平均株価の終値を比較したものです。
結果は、節分から春の彼岸にかけて下落したのは、10回中5回でした。
(2020年は新型コロナの感染拡大で株式市場が大きく下落した年)
この結果を見る限りでは、「節分天井」の傾向はさほど感じられません。
さて今年はどうなるのでしょうか。
特に今年は、いわゆる「新NISAの買い」などの影響もあり、年初から株価上昇ピッチが速かったこともあり楽観視は禁物です。(この時期に限ったことではありませんが)
また、日本株市場においては3月が本決算の上場会社が多く、保有する株式を3月末に向けて売却して現金化するような動きも見られるなど、2月は上値が重くなる傾向もあります。
ぜひ皆さんも、結果を確認してみてください。(この記事が掲載される頃には結果が判明していますね)
今回のように相場格言やアノマリーを一つずつ実際に検証してみると、興味深い発見があるかもしれません。
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