

2024年12月6日
「サイレントキラー予防策」 #37
いよいよ師走。
仕事や学校、家事に育児に習い事、年末に向けて毎日慌ただしく過ごすなかで、さまざまなことに追われながら生活習慣が乱れている人も多いのではないでしょうか。
生活習慣が乱れた状態が続いてしまうと「生活習慣病」を引き起こしてしまい、そのまま放置すると心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる疾患にもつながりかねません。
生活習慣病は自覚症状がなく、「サイレントキラー」と呼ばれています。
今回は非常に怖い生活習慣病のリスク、その予防策について見ていきたいと思います。
生活習慣病は、文字通り食事や運動、飲酒、喫煙、睡眠など、日頃の生活習慣を起点として発症や進行する疾患群の総称です。
もともとは「成人病」と呼ばれていましたが成人以外も発症し、生活習慣を改善することで予防ができることから1996年に改名されました。
生活習慣病は、立派な「病気」です。
治療を要する疾患であり、代表的なものに高血圧症や糖尿病、高コレステロール血症、痛風などが挙げられます。
ちなみに、メタボリックシンドロームは生活習慣病になる一歩手前の状態のことで、放っておくと高血圧や糖尿病などにかかるリスクが高くなります。
腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れることで、"メタボ"と診断されます。
では、生活習慣病にならないためにはどうしたらよいのか?
具体的に始めやすそうなものをいくつか参考に取り上げてみます。
生活習慣病の主な原因は、偏った食生活や運動不足です。
過度な飲食を避けるのはもちろん、さまざまな栄養をバランスよく摂ることが大切です。
例えば、炭水化物や脂肪が多い偏った食事ではメタボになる恐れが高まります。
かといって、単にバランスのよい食事だけを気にかけていても、摂取したエネルギーをきちんと消費できません。
コロナ禍を経て生活習慣が変わり、体を動かすことが少なくなったという人も多いかもしれませんが、まずは通勤や通学など毎日一定時間歩く習慣を作りましょう。
バランスの良い食事は、農林水産省が発表している「食事バランスガイド」が参考になるかもしれません。
これは1日の食事を「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」に分け、それぞれどのくらいの量を摂取すればよいか、分かりやすく示しています。
農林水産省(食事バランスガイド)はこちら
飲酒については、厚生労働省が公布している「健康日本21」で日本人の節度ある適度な飲酒は1日平均純アルコールで20g程度と定義しています。
これは、ビールなら「中ビン1本」、日本酒は「1合」、チューハイ(7%)は「350ml缶1本」、ウイスキーは「ダブル1杯」です。
晩酌をするときは、この適量を意識しましょう。
厚生労働省(健康日本21第三次)はこちら
バランスの良い食事を摂り、適度に体を動かす、これ以外に方法はありません。
当然、知っていても実行できなければ効果はありません。
また、予防のために忘れてはならないのが定期的に健康診断を受けること。
生活習慣病の中には、自覚症状がないものもあるので、常に自分の体の状態を把握しておくことがとても重要です。
<掲載内容に関するご留意事項>
本記事の掲載内容は、BANK The Academyの最新情報、お客さまの生活やライフイベントに役に立つ情報提供、あるいは資産運用の方法等に関する情報提供を目的として、あおぞら銀行が作成したものであり、当行の商品・サービスの勧誘が目的ではなく、また、個社・個別の商品・サービスを推奨・保証するものや、取引の媒介・代理等を行うものではありません。
また、掲載内容に含まれる意見・見解等は、作成時点におけるあおぞら銀行または原稿作成者のものであり、将来の市場動向や運用成果について何らの示唆・保証を行うものではなく、また将来予告なく変更されることもあります。情報の正確性、完全性、信頼性、適切性等に加え、配信時点で当該商品・サービスが存在すること、お客さまの購入・利用の可能性、価格および掲載企業(人)の内容に関し、あおぞら銀行は一切保証するものでありません。
掲載情報に基づき行ったお客さまの行為および結果等について、あおぞら銀行は一切の責任を負いません。