2024年11月29日
「ZEH(ゼッチ)住宅はおトクがいっぱい?」 #36
みなさんは、ZEH(ゼッチ)住宅というものを知っていますか?
ZEH(ゼッチ)住宅とは一言でいうと、脱炭素社会にふさわしい地球に優しい住宅のことです。
ZEH(ゼッチ)とは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語です。
断熱、省エネ性能の向上、エネルギー創出によって1年間で消費するエネルギー量が概ねゼロ以下となる住宅と定義されています。
ZEH(ゼッチ)住宅の基準を満たすことで住居全体の断熱性や住宅設備の効率を高め、夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごす、普段の生活をするだけで地球環境にも貢献できることがポイントです。
脱炭素社会に向けた次世代の家であるZEH(ゼッチ)住宅は、2012年の事業開始から2020年度まで累積の供給実績で約27万戸に増加しています。
今後ますます注目を集めるZEH(ゼッチ)住宅ですが、実は日本政府が普及を推進しており該当する住宅を新築したり購入すると補助金が交付されます。
ZEH(ゼッチ)住宅の認定を受けるためには4つの基準を満たす必要があります。
今回はその基準について具体的に確認していきましょう。
【ZEH住宅の認定基準(省エネ・創エネ)】
①強化外皮基準
②一次エネルギー消費量を基準から20%以上削減
③再生可能エネルギーの導入
④トータルで一次エネルギー消費量を基準から100%以上削減
具体的には、断熱性能を高めて室内外の熱の移動を抑える工夫を施したり、省エネ性能の高い機器を導入してエネルギー消費量を削減します。
例えば、太陽光発電システムを導入して再生可能エネルギーを住居で創り出して、災害時の電力を確保することなどです。
ZEH住宅はエネルギーの消費量を抑え、新たなエネルギーを生み出すので一般的な住宅よりも光熱費を大幅に抑えることができます。
また、ZEH住宅は断熱性が高く家の中の気温が一定に保たれ、一年中快適に過ごすことができるため温度差で疾患を引き起こすヒートショックを起こしにくくなるというメリットもあります。
経済産業省のレポートによると、実際にZEH住宅に居住した人は「省エネをしなくても光熱費が抑えられた」と回答しています。
ZEH住宅は一般的な住宅よりも建築費用が高め(省エネ機器や太陽光発電システムを設置する必要がある)ですが、入居後の経済的なメリットが大きいことがポイントです。
一方でZEH住宅の留意点として、天候によって太陽光発電が安定しないことがあげられます。
太陽光発電は自然に頼ったエネルギーのため、常に安定した電力を得られるわけでなく天候の悪い日や日照時間の短い冬場は発電量が減少します。
ZEH住宅の補助金は公募期間が決まっており、申請の先着順に交付が決定されます。
公募情報は一般社団法人環境共創イニシアチブのホームページで随時発表されますのでチェックしましょう。
ZEH Web(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業)ウェブサイトはこちら
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