「語彙力トレーニング」 「語彙力トレーニング」

2024年11月22日

「語彙力トレーニング」 #35

語彙力がある人とない人ではコミュニケーション力に大きな差があります。
当然コミュニケーション力は仕事だけでなく日常生活にも影響してきます。
例えば「言いたいことが相手に伝わらない」ということはありませんか?
その理由の一つに語彙力不足が挙げられます。
今回は語彙力がある人とない人では具体的にどのような違いが出てくるのか、語彙力の鍛え方について解説していきます。

語彙力とは「知っている言葉を適切に使う」ことだといえます。
「語彙の量」と「語彙の質」に分けて考えると、「語彙の量」は文字どおり「知っている言葉の数」のことで、「語彙の質」とは「言葉を使いこなす」ことです。
「語彙力がある人」とは知っている言葉を適切に使いこなせている人であり、反対にそもそもあまり言葉を知らない、または知っていても適切に使いこなせていない人が「語彙力がない人」といえます。

語彙力というと「知っている言葉の数」=「語彙の量」と認識している人が多いと思いますが、実際は「語彙の量」よりも「語彙の質」の方が重要ではないでしょうか。
いくら言葉を多く知っていたとしても、それらの語彙をうまく使いこなせなければ意味がありません。
自分の言いたいこと、自分の考えていることをどれだけ人に的確に伝えることができるのかが語彙力を測るうえで非常に重要だといえます。

語彙力がない人には次のような特徴があります。

例えば「ヤバイ」という言葉をさまざまな場面で多用し意味を通すことがあります。
また、いわゆる「こそあど言葉」である「これ」「それ」「あれ」「どれ」も同様に普段の会話の中で使いすぎると意味が伝わりにくくなります。
語彙力がないと適切な言葉が思い浮かばず抽象的な表現ばかりを使ってしまい、結局「言いたいことが伝わらない」ということになってしまう訳です。

一方で、語彙力が備わっていると「語彙の量」と「語彙の質」が豊富であるため、その時々で適切な単語・表現を使いこなし相手に話の要点などをスムーズに理解してもらえます。
また、語彙力は理解力や読解力とも深い関わりがあり、語彙力がある人は相手の話を直ぐに理解し読み取ることができます。
人は思考するときに自分の知っている言葉を使って考えを構成・整理するため、知っている言葉が多い方が深く考えることができます。

語彙力を強化するためには、まず「語彙の量」を増やす必要があり「語彙の量」を増やすためには読書をすることが最も効果的です。
読書が苦手という人は自分が興味のある本から読んでいくことをおすすめします。
読書の際に一つひとつの言葉を理解しながら、知らない言葉が出てきたらその場で調べることで、語彙力は確実に鍛えられます。

次に「語彙の質」を高めるためには、インプットした言葉をアウトプットすることが効果的です。
人に説明したり文章を書いたりする際に、言葉を適切に使うことを意識することで「語彙の質」を鍛えることができます。
例えば、自分が書いたメールを送信前にチェックすることは「語彙の質」を高めることにつながります。
特に急いで書いたメールは間違いやすく、より適切な表現を使える部分が残っている可能性があります。
自分の書いたメールをチェックする際には相手の立場になって書かれているかの観点で見直すようにしましょう。

語彙力を鍛えて適切に相手に言いたいことを伝え、相手の言っていることを的確に理解できるように日々研鑽に励みましょう。

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