2024年9月20日
「REIT(リート)で大家さんになる!?」 #26
REITとは「Real Estate Investment Trust」の頭文字をとったもので、定期的に不労収入が得られる金融商品として個人投資家にも大変人気があります。
今回はREITについて、基本的な商品性や留意点について見ていこうと思います。
REITは、投資家から集めた資金を不動産に投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益などを原資として投資者に配当する金融商品です。
一般的には、「不動産投資信託」と呼ばれています。
投資家は、REITを通じて間接的に様々な不動産に投資して不動産のオーナーになることで、そこから得られる運用の成果を享受することができます。
REITは、不動産そのものを売買する商品ではなく不動産を証券化させた「投資証券」を証券取引所で売買しています。
これらの投資証券の発行や資金調達などの運営・管理は、不動産投資法人が担っています。
REITと実物不動産投資の大きな違いは、投資不動産そのものを投資家が購入して賃料を得るのか、不動産投資法人が代わりに不動産を取得するのかという点です。
投資家が直接不動産に投資する場合は、購入後の修繕やメンテナンス、運用や売却なども投資家自身が行いますので、管理面で少し手間がかかります。
一方で、REITに投資する場合は運用管理や物件の売却などを不動産投資法人で対応するため、投資家は管理をする必要がありません。
続いて、REITに投資する際のメリットと注意点を見ていきます。
REITは、株式よりも比較的配当利回りが高い傾向があります。
定期的に配当金を得たい方にも、一定のメリットがある金融商品と言えそうです。
また、実物不動産とは違い少額で投資できる点もメリットです。
投資家が直接不動産に投資する場合は、1棟もしくは1部屋ずつまとまった資金で購入する必要があるので、分散投資をするためには相応の資金が必要になってきます。
REITの場合は、1つの商品の中に複数の不動産が含まれるので比較的簡単に分散投資をすることができます。
当然、REITも金融商品なので元本保証はありません。
価格変動のリスクも相応に大きく、状況によっては株式以上に損失を被る可能性もあります。
上場廃止や不動産投資法人の倒産リスクもありますので、1つの証券に全額投資せず分散する工夫も必要になってきます。
未だポートフォリオにREITを保有していない方は、値上がり(キャピタルゲイン)を狙う投資だけではなく、定期的な収入(インカムゲイン)を見込める商品を組み合わせることで安定的に資産形成できるかもしれません。
ポートフォリオを組む際の具体的な方法を詳しく知りたい方は、ぜひBANK The Partnerにご相談ください。
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