

2024年9月13日
「ビットコインは儲かるのか」 #25
「仮想通貨(暗号資産)」というワードを耳にすることが多くなりました。
テレビやニュースなどでも有名人が話題にしていたり、大儲けした人がいるという一方で大損した人や盗難・詐欺にあった人もいます。
今回は、何かと話題になっている仮想通貨について書いてみたいと思います。
そもそも仮想通貨とは、私たちが普段使っているお金なのでしょうか?
答えは、「NO」です。
私たちが使っているお金は、中央銀行である日本銀行が発行し、日本国内で通貨として通用することが法律で定められているものです。
それゆえ、お金は国の信用が裏付けとなっているため、誰でも安心して使用することができます。
一方で、仮想通貨はそのような法律の裏付けもなく、中央銀行のように発行主体もありません。
仮想通貨の信用は誰にも裏付けられておらず、お金とは異なります。
では、そもそも仮想通貨とは何のために生み出され、どのような役割があるのでしょうか。
仮想通貨にもさまざまな種類がありますが、もっとも有名なものはビットコインです。
もともとは、安価で安心できる送金手段として設計されましたが、本来の用途で使われている事例は少ないようです。
確かに、日本国内でビットコインなどの仮想通貨で支払いができる店舗は存在しますが、実際にはあまり使われていません。
多くの仮想通貨の保有者は本来の送金用途というよりも、単に「値上がりしそうだから」という理由で仮想通貨を保有しているわけです。
仮想通貨は本当に儲かるのか?
現に、ビットコインは、その誕生以来大きく値上がりしてきました。
ビットコイン以外の仮想通貨も、その発展が期待され、中には一年間で何百倍にも達したものもあります。
しかしながら、当然、仮想通貨が必ず儲かるわけではありません。
仮想通貨は、株式のように経済的な価値を評価する基準(企業業績、格付など)が明確ではありません。
また、現在では本来の用途である送金手段として使用されることが少ないため、専門家でも仮想通貨の理論価格がいくらであるという正確な分析ができません。
現在の仮想通貨の価格は、群集心理として「値上がりしそうだから」という期待によって支えられている側面が強いと考えられます。
仮想通貨は金や現金のように形のあるものではなく、電子記録(データ)なので、データ自体の管理が適切なのか、取引業者が信頼できるのか、といった点にも注意が必要です。
このように、仮想通貨についてはまだまだ発展途上であり、良い面も悪い面もあるのが実情です。
何事もそうですが、まずは基本的なことをしっかり理解したうえで、自分自身で考えて判断する、このことがとても大切になってきます。
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