「固定費 vs 変動費」 「固定費 vs 変動費」

2024年8月30日

「固定費 vs 変動費」 #23

今回は、節約ネタについて書いていきます。
みなさんは日々の生活費を、固定費と変動費に分けて考えていますか?
多くの人は節約を始める時に、変動費の節約から手をつけます。
実は、この変動費の節約は失敗しがちです。
家計の節約のポイントは、ズバリ、固定費の削減です。

ではなぜ、変動費の節約が難しいのでしょうか。
変動費は、そもそも利用頻度や金額が決まっていない費用です。
サービスを利用する都度、商品を購入する都度支払うものが多く、自分でやりくりすることで支払金額をコントロールします。
変動費は、自分の意志で何とかできるため節約を頑張ろうとしますが、頑張るのをやめた時にまた出費が増えてしまうわけです。

一方で、固定費は利用頻度、タイミング、金額が予め決められているため、自分でその都度やりくりすることはできません。
固定費は、契約自体を変更・解約することによって、それ以降の料金が変わります。
契約する料金自体を下げれば(解約すれば)、頑張らなくても費用を削減し続けることができるのです。
節約において確実に効果が期待できる方法は、自分の意思で頑張り続けなければならない変動費の節約ではなく、一度手続きをすれば効果が持続する固定費の削減なのです。

では、もう少し詳しく具体的に見ていきましょう。

みなさんは、ご家庭の月々の固定費がいくらなのか把握していますか?
クレジットカードで自動的に引き落としされる固定費は、初めに契約して以降は、あまり意識せず支払っていることが多いものです。
何の契約に、いくら支払っているかをまずはしっかりと把握しましょう。
そのうえで、契約したことを忘れていたり、使っていないサービスがあればすぐに解約しましょう。

固定費を、月1,000円削減できたら、それ以降は自動的に年間12,000円の節約になります。
例えば、有料コンテンツなどのサブスクは本当に必要ですか?頻繁に使っていますか?
昔、契約した割高な通信費用を惰性で払い続けていませんか?
クレジットカードの年会費は、実際利用するサービス内容に見合っていますか?
お付き合いで加入しただけの無駄な保険はありませんか?

実際に支払いの対価として、納得してサービスを利用しているのかを振り返り、利用していないもの、満足度の低いものはこの機会に解約しましょう。
また利用するかも?と悩んでいる方、利用する時に再度契約すればいいだけです。
思い切って一度解約してみることをおすすめします。

また、同じサービスにもかかわらず契約先を変えるだけで料金が安くなることもあるので、比較サイトなどを利用して情報をアップデートしましょう。
なかには、支払い方法を変えるだけで安くできる場合もあります。
月払いよりも年払い、コンビニ払いよりも銀行引落、クレジットカード払いを利用した方が割引されるケースや、独自のポイントが付与されることもあります。
全く同じサービスを利用しながら、支払い方法を変えるだけで実質節約になります。

このように、固定費は一度手続きをするだけで削減することができ、効果がずっと続きます。
少し面倒かもしれませんが、手続き自体は一度で済みますので、ぜひ固定費の削減から始めてみましょう。

知っているではなく、できるようになる!
BANK The Academyメール配信サービスでは、これからも読者のみなさまの生活に役立つおトクな情報を発信していきます!
BANK The Academyはそのような気持ちで運営しております。
ぜひ会場で直接お会いできることを楽しみにしています。

皆さまのより良い生活の役に立てますよう、全力でサポートさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

<掲載内容に関するご留意事項>

本記事の掲載内容は、BANK The Academyの最新情報、お客さまの生活やライフイベントに役に立つ情報提供、あるいは資産運用の方法等に関する情報提供を目的として、あおぞら銀行が作成したものであり、当行の商品・サービスの勧誘が目的ではなく、また、個社・個別の商品・サービスを推奨・保証するものや、取引の媒介・代理等を行うものではありません。
また、掲載内容に含まれる意見・見解等は、作成時点におけるあおぞら銀行または原稿作成者のものであり、将来の市場動向や運用成果について何らの示唆・保証を行うものではなく、また将来予告なく変更されることもあります。情報の正確性、完全性、信頼性、適切性等に加え、配信時点で当該商品・サービスが存在すること、お客さまの購入・利用の可能性、価格および掲載企業(人)の内容に関し、あおぞら銀行は一切保証するものでありません。
掲載情報に基づき行ったお客さまの行為および結果等について、あおぞら銀行は一切の責任を負いません。