中期経営計画 「AOZORA2027」(2025~2027年度)
株式会社あおぞら銀行は、2025年度から2027年度までの3年間を計画期間とする新たな中期経営計画「AOZORA2027」を策定しました。
2025年は、あおぞら銀行が公的資金を完済してから10年目を迎える節目の年となります。この間、当行グループは投資銀行ビジネスの強化やGMOあおぞらネット銀行の事業開始など、成長基盤の構築に注力してまいりました。
足元では、GMOあおぞらネット銀行が黒字転換するとともに、大和証券グループとの資本業務提携による協業が進んでいます。同時に、国内金利の正常化やM&Aの活発化といった市場環境の変化は当行にとって好機となり、これらを活用した事業展開を進めております。
こうした環境変化は、今後の当行の成長戦略における重要なターニングポイントであると認識しております。新中期経営計画「AOZORA2027」では、これまでの実績を基盤に持続的な成長を目指します。
1. 概要
新中期経営計画「AOZORA2027」の3年間は、前述の環境変化を追い風に、これまでの実績を基盤として、成長軌道への回帰を目指す重要な期間と位置付けます。
国内を中心とした投資銀行ビジネスの成長と大和証券グループとの資本業務提携によるシナジー効果の最大化、ならびにGMOあおぞらネット銀行の成長をドライバーとして持続的な成長を実現します。
資本政策としては、投資銀行ビジネスを軸に成長機会を着実に捕捉し、資本コストを上回るROEを実現、企業価値向上によりPBR1倍超につなげます。
「リスクアペタイト・フレームワークに基づく着実な成長に向けた資本活用」と「健全性の維持」・「安定的な株主還元」の両立を基本方針とする資本政策を実施します。
2. 主要計数
2024年度 |
2027年度計画 |
2029年度目標 |
|
---|---|---|---|
親会社株主純利益 |
205億円 |
330億円 |
500億円 |
ROE |
4.9% |
7%程度 |
8%以上 |
CET1比率 |
8.7% |
8%以上 |
9%以上 |
ビジネスアセット※1 |
4.5兆円 |
5.5兆円 |
ー |
大和証券グループとの |
ー |
+100億円 |
ー |
- 貸出・有価証券の合計(政府向け貸出、国債等を除く)
- 実質業務純益ベース