倫理・行動基準
あおぞら銀行グループは、金融のプロフェッショナルとして「新たな金融の付加価値を創造し、社会の発展に貢献する」ことをミッションとし、「時代の変化に機動的に対応し、常に信頼され親しまれるスペシャリティー高い金融グループであり続ける」ことをビジョンとして掲げ、社会・お客さま・株主・役職員のすべてのステークホルダーに貢献することで、持続的な成長と中長期的な企業価値の創出を目指します。
- 新たな金融の付加価値を創造し、社会の発展に貢献します(あおぞらミッション(存在意義))。
- 時代の変化に機動的に対応し、常に信頼され親しまれるスペシャリティー高い金融グループであり続けます(あおぞらビジョン(目指す姿))。
あおぞらグループ 経営理念と倫理・行動基準


企業(としての)行動規範
1. 銀行の公共的使命
あおぞら銀行グループは、経済活動に不可欠な資金決済・仲介機能等を始めとする銀行業務の公共性を認識し、健全な業務運営を通じて、社会・お客さま・株主・役職員のすべてのステークホルダーからの揺るぎない信頼の確立に努めます。
- 社会の維持に必要不可⽋な⾦融インフラを担う責務を認識し、大規模災害、サイバー攻撃・システム障害時等においても重要業務を中断させることなく継続できる体制の整備に努めます。
- 信頼を維持・向上させていくために、経営陣が率先して企業倫理の構築に取り組み、様々な取り組みを通じて組織全体に浸透・定着するように努めます。
- 経済・市場・投融資先やお客さまの状況を慎重に見極めたうえで、健全なリスクテイクにより金融業の役割である金融仲介機能を適切に発揮します。
2. お客さまのニーズに合った質の高いサービスの提供
あおぞら銀行グループは、常にお客さまの立場に立ち、お客さまの真のニーズに適う商品・サービスを提供し、誠実かつ公正に業務を遂行します。
- あおぞら銀行グループは、お客さま本位の業務運営について、すべての役職員がその意識を共有し、実践する企業文化を定着させます。
- お客さまの真のニーズに適う満足度の高い商品・サービスの研究・開発・選定に努め、ベスト・プラクティスを目指します。
- 個別の商品・サービスまたは取引においては、お客さまにとってのメリットだけではなく、リスクや手数料等についてもわかりやすく適切にご説明いたします。
- 利益相反のおそれのある取引については、お客さまの利益を不当に害することのないよう適切に管理します。
- お客さまに対して、金融市場の動向や商品情報など、必要かつ適切な情報を提供し、良質なアドバイスと継続的なアフターフォローを行います。
- 「お客さまの声」は、サービスの向上、適切な商品の提供、業務の改善等に活かします。
3. コンプライアンス
あおぞら銀行グループは、あらゆる業務において適用されるすべての法令を遵守し、社会規範や社会常識に適合した良識ある企業活動を行い、贈収賄、違法な政治献金・寄付金・利益供与などの不正行為を徹底的に排除します。
- 投資者の保護や公正性を確保するため、法令・諸規則、金融商品取引に関連するあらゆるルールを正しく理解し、これらを厳格に遵守するとともに、法令・諸規則が予見していない部分についても、一般的な社会規範・倫理感覚に則って対応します。
- 役職員による内部者取引(インサイダー取引)を未然に防止するため、役職員が業務遂行にあたり知り得たインサイダー情報を厳正に管理します。
- 個人情報を始めとするお客さまの情報は、業務上の必要性や目的に応じて適切な範囲内で利用・共有します。また、不正アクセス、不正利用、漏えい・改ざん等が行われることのないよう、法令等に基づいたルールの整備・遵守やシステム対応等の安全管理措置を実施し、情報を安全に管理します。
- お客さまとの適切な取引関係および公務員との正常な関係を維持し、国家公務員倫理法等に抵触することや、贈収賄罪や背任罪に問われることがないよう行動します。
- お客さまとの取引関係を背景とした不当な抱き合わせ契約の締結や商品・サービスの購入を強要する行為、正式に担保として取得していない預金の拘束等、貸し手としての優越的地位を濫用する行為は排除します。
4. 社会とのコミュニケーション
あおぞら銀行グループは、経営等の情報を積極的、効果的かつ公正に開示し、幅広いステークホルダーとの建設的な対話を通して、理解と信頼の確保に努めます。
- 適時適切な情報開示に努め、資本市場の健全性、信頼性及び透明性の維持・向上のため、果たすべき社会的使命を自覚して行動します。
5. 人権の尊重
あおぞら銀行グループは、お客さま、役職員を含むあらゆる人の尊厳と人権を理解し、尊重し、あらゆる差別を排除します。
- 役職員全員を対象にして人権課題をテーマとした社内研修を実施する等により、各職場において人権尊重の企業文化を形成します。
- お客さま、納入業者、委託先等との対話を通じて、人権を尊重することを求めるとともに、改善が必要な場合には適切な働きかけを行います。
6. 役職員の就業環境整備
あおぞら銀行グループは、役職員の持続的な成長を支援し、また役職員の多様性を尊重し、仕事を通じて能力を十分に発揮できる、不当な取扱いや差別のない、健康と安全に配慮した働きやすい職場環境を整備するとともに、公正な雇用管理や処遇等を行います。
- 役職員が一体感をもって仲間の多様な生き方、考え方、働き方を尊重し、仲間の成長を支援する職場づくりに取り組みます。
- 役職員が相互に、お互いの性別、人格、個性、プライバシー、異なる価値観を尊重し、セクハラ、パワハラ等のハラスメントのない職場づくりに取り組みます。
- 出産・育児・介護に携わる役職員の支援に努める等、仕事と生活の調和(ワークライフバランス)を大切にし、役職員一人ひとりが働きがい、生きがいを実感できる効率的で働きやすい職場づくりに取り組みます。
- 全ての役職員およびその家族の心身の健康の維持・増進に取り組みます。
7. 環境問題への対応
あおぞら銀行グループは、自らの資源の効率的な利用や廃棄物削減など自らの事業活動における環境負荷低減に加え、金融サービスの提供を通じて、気候変動をはじめとするお客さまの環境問題への取り組みをご支援することにより、環境問題に積極的に取り組みます。
- 事業者としての温室効果ガス排出量の削減や使用電力削減に取り組むとともに、廃棄物の再資源化による削減に努めます。
- 太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギー事業へのプロジェクトファイナンスや、法人向けサステナブルファイナンスにより、お客さまの低炭素・脱炭素社会への移行の促進を支援します。
- 環境・社会に配慮した投融資方針を定め、環境に対し、負の影響を及ぼす可能性のある事業を行うお客さまとの対話を通じて改善に努めるとともに、改善のみられない場合は、与信の制限・禁止等を行います。
8. 社会への貢献
あおぞら銀行グループは、「良き企業市民」として社会に参画し、その発展に貢献する活動に積極的に取り組みます。
- あおぞら銀行グループは、役職員個人の自発性を尊重しながら、ボランティア活動などの社会参加の機会の提供や、社会参加のための支援制度の導入等の環境整備に努めます。
9. 反社会的勢力との関係遮断、マネー・ローンダリング・テロ資金供与および拡散金融対策ならびに経済制裁措置の遵守
あおぞら銀行グループは、社会秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは断固として対決し、関係遮断を徹底します。
また、預金口座を悪用した犯罪の防止を含むマネー・ローンダリング・テロ資金供与および拡散金融(以下、マネロン等)の防止ならびに経済制裁措置の遵守を徹底します。
- 反社会的な活動を行う勢力や団体等を毅然たる態度で排除し、これらとの取引を含め、一切の関係を遮断します。
- 口座開設などの取引を行う際には本人確認を適切に行い、また、その後も継続的に顧客情報を確認します。また、口座の動きをモニタリングし、預金口座を悪用した詐欺等の未然防止を行います。
- 外為法上の確認義務を確実に履行することで、経済制裁措置に適切に対応します。
- 預金その他の取引の安全性を確保するため、インターネットバンキング等のセキュリティ水準の向上に取り組みます。
個人としての行動
あおぞら銀行グループの役職員は、誠実さ・真摯さ・高潔さ(インテグリティ)を持って、公私問わず法令・諸規則等を遵守し、社会規範や社会常識に則り、正しい行動を実践します。
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常に「あおぞらアクション(行動指針)」の実践に努めます。
- ユニークで専門性の高い金融サービスを提供する
- 迅速に行動し、粘り強く丁寧に対応する
- チームワークを重視し、みんなで楽しく仕事する
- 仲間の多様な生き方、考え方、働き方を尊重し、仲間の成長を支援する
- 過去を理解し未来志向で今日の課題に取り組む
- 創意工夫で新規領域にチャレンジする
- 社会のサステナブルな発展に積極的に貢献する
- 役職員の個人的な利害がお客さまもしくはあおぞら銀行グループの利害と対立する場合であっても、常にお客さまとあおぞら銀行グループの最善の利益を優先して行動します。
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社会的に高潔かつ経済的に健全であることが求められていることを十分に心得、以下のような取引が禁止されていることを理解し、これを行わないことを誓約します。
- 個人的な投資行動における専ら投機的利益の追及を目的とする有価証券の売買や信用取引・先物取引等の投機性の高い取引
- 業務上知り得た情報等を用いた個人的な利益追及
- お客さまおよびベンダー等、外部の取引関係者との私的な金銭貸借。役職員間の私的な金銭貸借(少額および短期間の立替を除く)
- 実態と相違した経費等の請求
- 社会通念上許容される範囲を超える接待・贈答は受け入れません。
- 業務上知り得た情報の管理に細心の注意を払い、機密として保護すべき情報を適切に管理します。
- 企業活動に関係する社内外の人々の人権と異なる価値観を尊重し、人種、民族、宗教、国籍、社会的身分、性別、年齢、性的指向、障がい等による差別を行いません。
- 「職場内外を問わず、あらゆるハラスメントを決して起こさない(起こさせない)」ため、一人ひとりが自身の課題としてハラスメント防止に対する意識の維持・向上に主体的・継続的に取組みます。
- 法令・諸規則および行規を遵守することはもちろん、それに反する行為のほか、一般的な社会規範や社会常識・倫理観に外れる疑いのある行為を認識した場合は、それを見逃すことなく、上席者や本部への報告、あおぞらホットラインへの報告等、適時・適切に対応します。