あおぞら上智シニア消費指数は、今後、シニアの一般消費に留まらない研究テーマを検討することとしたため、2022年10月の公表を最後に終了することにいたしました。

あおぞら上智シニア消費指数

「あおぞら上智シニア消費指数(以下、「シニアの消費指数」)」とは、あおぞら銀行と上智大学が共同で開発した、シニア層の消費動向・意欲を指数化したものです。

最新の指数値と推移

  • 最新指数

    36.0

  • 前月差

    2.7↑

  • 前年同月差

    1.0↑

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「あおぞら上智シニア消費指数」の見方と留意点

シニアの消費動向・意欲が強くも弱くもない基準値が50となるように算出し、基準値に対して数値の上下によって、消費動向・意欲の強弱を表しています。より精度を高めるため、調査サンプルと人口構成との間に生じる誤差を、国勢調査データを用いた事後層化にて処理しています。一方、当面発表する指数は、季節調整前の原系列であり、今後、季節調整、異常値の処理、既存消費動向調査との相関度の検証などを経て、遡及改定の可能性がある速報値として発表しています。原系列とは、算出された指数について季節調整等を行っていないデータのことです。

指数の開発について

シニアの消費指数は、2016年7月にあおぞら銀行と上智大学が共同研究を合意し、開発したものです。2016年8月以降、指数開発に向け、インタビュー調査やインターネット調査を多数実施してまいりました。調査実施時点における、近い将来の支出意向や増額意向などを調べることで、数ヶ月先を見据えた先行指標として、シニアをターゲットとするビジネスに携わる業界(旅行、流通小売、健康サービス、食品・家電メーカー等)にとって、基礎資料としての利用が期待できるものと考えています。

開発プロセス

  1. PROCESS 1

    2016年8月~10月

    日本のシニア世代の生活・価値観をデプスインタビュー調査。

  2. PROCESS 2

    2016年11月~12月

    インタビュー調査から、75問の意識調査設問を開発。
    インターネット調査による予備調査(アンケート)実施。

  3. PROCESS 3

    2017年1月

    予備調査結果の因子分析により、本調査用の意識調査設問22問を決定。

  4. PROCESS 4

    2017年2月~

    インターネット調査による本調査(アンケート)を毎月実施。
    シニアの消費指数の算出方法開発。(10問を指数算出設問として採用)

今後、原則毎月第4金曜日を調査基準日とし、1,000名に対して意識調査を月次で実施し、翌月に発表する予定です。

消費行動に影響を与える要因として選択された設問

  • 来月は今月よりお金を使いたい
  • 来月は今月より支出が増えそうだ
  • 3か月以内に旅行するつもりだ
  • レジャーや趣味への出費を増やすつもりだ
  • 1か月以内に、友達と外出するつもりだ
  • 来月は趣味のための出費を増やしたい
  • 耐久消費財(家具や家電など長く使う物)などの買い時としてはいいタイミングだ
  • 掃除等の家事代行サービスへの出費を増やすつもりだ
  • 1か月以内に新しい服を買うつもりだ
  • 来月は外食を増やしたい

本研究担当教員のご紹介

新井 範子

職名 経済学部経営学科 教授
専門分野 消費者行動分析、マーケティング

竹内 明香

職名 経済学部経済学科 准教授
専門分野 統計学、計量経済学、ボラティリティの実証分析

久田 満

職名 総合人間科学部心理学科 教授
専門分野 コミュニティ心理学、臨床心理学

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