ENTRY

生成AI活用の取り組み

急速に発展するAI技術。
あおぞら銀行も、生成AIの有用性にいち早く着目し、導入を進めてきました。
ここでは、銀行業務への本格的な利用が始まっている、
あおぞら銀行の生成AI活用の取り組みについて紹介します。
KEYWORD 01

試用を通じて得た結論が
「自行による基盤整備」

あおぞら銀行グループでは2023年度から約2年間にわたって外部の生成AIサービスを試験導入してみました。業界を問わず多くの企業が実践していますが、この試みを通じて判明したのが「各自の仕事の生産性は向上するけれども、1つの生成AIサービスを利用するだけでは、業務に直接的に利用して業務そのものを合理化するなどの取り組みが難しい」」という結論です。あおぞら銀行グループの存在意義のひとつとして、顧客ニーズに合わせて他独自に工夫を凝らしながら金融サービスをカスタマイズし、顧客に提供することが挙げられます。そのため、多様、複雑かつ専門的な業務や事務を創出・展開する各行員にとって、定型のAIサービスだけでは十分な効果が得られなかったのです。しかし、自行の業務にフィットしたアプリケーションを外部委託で開発するには膨大なコストや時間がかかってしまいます。そこで2024年度からは、自行で生成AI基盤やアプリケーションの内製に着手。2025年8月からは、下表で示す4種のアプリケーションを導入しています。生成AIの分野に限った話ではありませんが、IT職を含むテクノロジー部門の役職員は、同じ行内の「システムを利用する側の方々」と直接やりとりして精度や適性を高めていきます。IT業界でいう「上流過程」のなかでも最上流、時には「システム投資の目的、何をしたいかといったビジネスや業務要件の検討」から関与して、最適なアプリやインフラを構築していける点に、あおぞら銀行のIT職の魅力があるのです。

あおぞら銀行が
2025年8月から導入している生成AIアプリ

行内規定検索
あおぞら銀行には多種多様な行内規定・業務マニュアルが存在します。その数は、ファイル数にして約1900。自身が行う業務や事務に関するルールややり方をチャット形式で質問できるアプリです。回答には、回答の根拠となる規定も添付されるため、ハルシネーション対策のほか、「規定を読む」という基本動作の繰り返しを推奨しています。特に、若手や異動したばかりなどで実務経験が浅い方や中途採用の行員に重宝されています。
顧客分析
法人顧客に融資する際には、顧客を取り巻く外部環境や内部環境それぞれに着目する必要があります。そのため、審査やリスク管理を担当する部署が業界ごとの注意点(例:クレジット分析、財務分析など)をとりまとめ、営業担当部署の支援や実務経験の浅い方向けの研修資料として利用しています。本アプリでは、自分が知りたい業界や企業の情報をチャット形式で入力すると、これらの資料の内容等に基づいた回答が得ることが可能です。
申請書の
レビュー
担当者が顧客に融資したい場合には、融資の承認を得るための申請書を作成します。そして、作成した申請書で上司や担当役員、また、審査を担当する部署など複数の「関門」をクリアする必要があります。ただ、実務経験が浅い、自行独自のルールなどの理解が不足している場合には、申請書の書き直しなどが頻繁に起きます。それらは作成する担当者の負担のみならず、レビューする上司、審査担当部署などそれぞれの負荷でもあります。そこで、担当者が作成した申請書の明らかな不備や記載内容に対し、AIがレビューするアプリを構築しました。実務経験の浅い担当者にとって上司や審査を担当する部署のレビューは人材育成、教育の観点からも重要です。一方で、明らかな不備などにかかる指摘はお互いの生産性の障害にもなります。これらの課題の解決を目指しています。
個人のお客様との
商談にかかる
適正チェック
各行員が個人のお客様に投資信託やファンドラップ、保険などの金融商品をご提案する際には、商談内容を録音しています。従来は、商談後上席や内部管理を担当する部署のメンバーが録音を全て聴いたうえで、説明に不備がないか、適切な提案ができているかなどを確認していました。この作業を生成AIに文字起こし、要約、リスクベースでのチェックポイントの可視化など一次チェックをさせることで、内部管理の効率化、高度化を企図するアプリです。
KEYWORD 02

入り口は決まっていても、その先の進路は自由

あおぞら銀行のIT職を検討される方にとって、比較検討の候補となるのはITコンサルや大手金融機関傘下のSierだと思います。ここでは、競合との相違点についてご説明したいと思います。ITコンサルや大手金融系Sierの職員は、あくまでITのオーソリティーとして職務にあたります。つまり、融資や投資提案など銀行業務そのものには従事できません。一方、あおぞら銀行におけるIT職は、入り口が決まっているだけで、その後の進路は限定されません。IT職として入行すればIT関連業務からスタートしますが、実務のなかで銀行のフロント業務について知見を得たり試験的に実務に就いたりという機会があります。そして、先々のキャリアメイクでは、できる限りご本人の意向に沿った部署への異動も可能です。例えば、「フロント業務を経験したうえでIT部門に戻って知見を活かす」という選択も可能です。ビジネスを取り巻く環境や役職員個々のキャリアプランの多様化や変化のスピードが早まる昨今、この柔軟性も、あおぞら銀行の強みだと自負しております。ぜひ、前向きに門をたたいていただきたいと思います。

当行のIT職と他行のIT職の違い

当⾏のIT職
  • ・現場の課題の発掘 / 提案
  • ・課題に則した機能の策案
  • ・機能の作成 / 導 ⼊(リスクの把握も含む)

など、開発 / 設計の初期から携わる。

他⾏のIT職
  • ・サービスの使い道の決定
  • ・課題解決に則したサービスの発⾒
  • ・サービスリスクの把握

など、⼤枠の業務はシステムを
導⼊するまでを担う。

OTHER CONTENTS

マネジメントメッセージ -なぜ、IT人材を求めるのか-
IT特集

マネジメントメッセージ -なぜ、IT人材を求めるのか-

マネジメントメッセージ -なぜ、IT人材を求めるのか-
技術者座談会 -わたしたちの活躍フィールド-
IT特集

技術者座談会 -わたしたちの活躍フィールド-

技術者座談会 -わたしたちの活躍フィールド-