定年退職後でもカードが作れる!?
口座開設から始まるデビットカードの作り方

クレジットカードを作る際には収入や借り入れ状況に対する審査が行われますが、一般的なデビットカードには発行時の審査が必要ありません。今回は、クレジットカードとデビットカードの手続きの内容について詳しくご紹介します。

クレジットカードの手続きに必要な審査とは

クレジットカード発行時に行われる信用情報の審査は、クレジットカードの種類に関係なく必須です。審査の状況によってはクレジットカードを発行できないこともありますが、これは、クレジットカードの利用代金を後払いするためです。クレジットカード会社は利用者の返済能力を調べ、代金支払いがスムーズにできるかどうかを審査しています。

年収や利用履歴で支払い能力を審査

クレジットカードの審査で調べられる項目は、年収や勤務形態、勤務年数などです。申込者はクレジットカードの申込み時にこれらの情報を記入し、クレジットカード会社が審査します。申告された会社に勤めているかどうかを確かめるため、会社に在籍確認の電話連絡をすることもあるようです。また、申込者が過去にクレジットカードの利用があるか、そのときに支払いの延滞はないかなどの信用情報を信用情報機関に照会し、審査の判断材料にします。

収入がない人はクレジットカードの審査が厳しくなる

学生や主婦、リタイアされて収入を得ていない方は、クレジットカードの審査が厳しくなります。クレジットカード会社は、審査によって利用する方を限定することで、返済されないリスクを減らしています。そのため、収入がない方や、少ない方の場合は、利用限度額を少なく設定して発行するなどの方法がとられることもあります。

審査不要のデビットカードの魅力

クレジットカードとは異なり、一般的にはデビットカードを作るときには審査が不要です。銀行口座さえあればデビットカードを作れるためデビットカードは、さまざまな人に使うチャンスがあります。

口座開設だけがデビットカードの条件

一般的なデビットカードの発行条件は、デビットカードを発行する銀行に口座を持っていることです。デビットカードは銀行が発行するカードであり、口座に残高がある分だけしか使えないため、一般的には信用情報の審査をしません。そのため、学生や主婦、リタイアされた方など収入がない方でも発行することができ、口座に残高があれば、自由に利用することができます。

高校生から利用できるデビットカード

デビットカードの年齢制限は、中学生を除く15歳以上や16歳以上であることが一般的です。高校生であっても作ることができ、早い段階からカード払いを経験することができます。

中には独自の審査があるデビットカードも

デビットカードの申込みで1つだけ注意しておきたい点は、発行銀行の中には口座開設の時に独自の審査を行う金融機関もある点です。銀行で多額の借入があったり、それを滞納していたり、さらに過去に金融事故などを起こしていたりする場合は、口座開設を断られることもあるようです。審査については発行銀行ごとに異なるため、あらかじめ確認する必要があります。

デビットカードの作り方とは

デビットカードの作り方は簡単です。通常はインターネットから申し込むことができるため、自宅にいながらデビットカードを手にすることもできます。

口座を持っていない銀行でデビットカードを申し込むときは、口座を作ることが必要です。口座の作り方は大きく分けて、口座開設アプリ、WEB申込、郵送、銀行窓口の4つがあります。口座開設に必要となるのは、身分証明書や印鑑です。必要事項を入力、または書類に記入して提出します。なお、口座開設の申し込みとデビットカード作成を同時に行うことが可能な場合が多いです。手続きの詳細は発行銀行ごとに異なるため、発行銀行に確認する必要があります。デビットカードが手元に届くまでの平均的な期間は、およそ2週間程度です。ただし、口座開設アプリ利用で発行期間が短くなることもあるため、あらかじめ発行銀行に日程を確認することをお勧めします。