内部監査
役割と機能
監査部は、当行グループの経営理念「あおぞらミッション」である「新たな金融の付加価値を創造し、社会の発展に貢献する」ために、全ての業務部門から独立した立場で、グループの内部管理態勢が適切かつ有効に機能しているかどうかを客観的に検証・評価し、業務改善に向けた具体的かつ建設的な提言を行っています。内部監査に直接従事する要員は、2024年3月末時点で28名です。
内部監査は、年度毎にマネジメントコミッティーおよび取締役会の承認を得て定める内部監査基本方針に基づき策定された監査計画に沿って実施されています。監査計画策定に際しては、各業務部署やグループ会社に内在するリスクの種類・程度と内部管理態勢の状況を踏まえたリスクアセスメントを実施し、頻度、深度、投入する監査資源などを決定しています。
2023年度実施監査
監査の種類 |
件数 |
---|---|
部署別監査 |
10件 |
テーマ別監査 |
20件 |
システム監査 |
2件 |
J-SOX監査 |
37件 |
合計 |
69件 |
内部監査部門の位置づけ
監査部はチーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)に直属し、定例報告などを通じてグループの内部管理態勢状況を共有しています。また、個別監査結果を月次でマネジメントコミッティーへ報告するとともに、監査総括を半期毎に監査コンプライアンス委員会および取締役会へ直接報告し、内部管理態勢について独立した評価を提供しています。
更に監査の目的の達成のために、監査役および監査役会と随時情報交換し、会計監査人とも定期的な三様監査ミーティングを通じ連携しています。
高度化と実効性向上への取り組み
内部監査は、内部監査人協会(IIA)の国際基準に適合してリスクベースで実施しており、毎年実施する内部品質評価に加えて、定期的に第三者機関の外部品質評価を受けることにより、内部監査の高度化に取り組んでいます。グループガバナンスの強化を図るために、あおぞら銀行とグループ会社監査部門との兼務体制の拡充を図りました。
監査部は、内部監査の実効性向上に向けて、専門性の高い監査員の内部育成ならびに外部採用を継続的に行っています。加えて、監査員の公認内部監査人(CIA)や公認情報システム監査人(CISA)などの資格取得をサポートしています。